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プロの将棋の棋戦の一つである順位戦についてまとめます。
将棋の世界でもとても重要な棋戦なので、
特徴や仕組みなどをおさえておくといいと思います。
上記に当てはまる方には、是非、ここから先も読んでほしいです!
目次(もくじ)
将棋の順位戦は、とても重要な棋戦なのですが、
その理由はわりとたくさんあるように思います。
一つ一つ、確認していくことにしましょう!
やはり、順位戦というのは、いわば、
「名人になるための道」だという点は一番に強調したいですね。
将棋のプロ、棋士たちが戦うのは、
基本的には何らかのタイトル戦の予選が多いです。
(例外も結構あって、例えばテレビ棋戦とか朝日杯などなどですが。)
順位戦の場合は、名人戦への予選なのですね。
そして、プロデビューしたての新四段から名人になるのは、
最短でも五年かかるという点が他の棋戦との大きな違いです。
(ルール上そうなっているのです。)
【将棋のタイトル戦や棋戦についての入門記事です】 => 将棋の棋戦やタイトル戦について。番勝負や封じ手などの用語も解説!
ここでは、順位戦と棋士の収入の関係について説明します。
【棋士の給料と順位戦についての詳しい説明・考察】 => 将棋のプロ棋士の年収が気になる?対局料や固定給を推定せよ
順位戦はトーナメントではなくリーグ式の棋戦になっています。
そのため、予選敗退みたいなことがなく、
どの棋士も年中、順位戦の対局があります。
年中対局があるので、順位戦の対局料は基本給みたいな感じで、
棋士たちにとっては、大切な収入の柱となっていると考えてよいでしょう。
「名人」という、将棋界で一番の伝統、権威があり、
賞金額も大きなタイトルの、ある意味では支えになっているのが順位戦なのですが、
だからこそ、タイトル戦である名人戦に出場しない一般の棋士たちにとっても、
このように大切な棋戦となっているのでしょうね。
ここでの説明は簡単のため、詳細をかなり省略しています。
【フリークラスについてのより詳しい説明】 => フリークラス棋士になる経緯は3通り?順位戦参入や引退の規定は?
将棋の棋士は、自分から将棋連盟を退会したり、
現役のときに亡くならない限りは、
定年を過ぎてもプロとして対局できます。
ただし、そのためには、順位戦での成績を維持しないといけません。
順位戦の一番下のクラスはC級2組ですが、
そこで下位の成績を取り続けると、
C2クラスから陥落してしまいます。
C2から落ちてどのクラスに入るかというと、
「フリークラス」というところです。
フリークラス棋士は順位戦の対局には参加できませんが、
順位戦の成績によってフリークラス行きが決まるので、
ある意味では順位戦のクラスとみなしていいのかもしれません。
このフリークラスは、棋士の引退に関わるクラスになっていて、
色々な条件次第で、いつまでに現役の棋士でいられるかが変わってきます。
先に順位戦が大事な棋戦です、という説明をしましたが、
そもそもどういうものなの、という観点からの情報も出しておきます。
フリークラスは除くことにすると、
C級2組、C級1組、B級2組、B級1組、A級の順に、
クラスが上がっていきます。
もちろん、クラスごとにリーグがあります。
クラスが上がることを昇級といいます。
リーグ成績上位者が昇級となりますが、
これは昇段とも関係があります。
【順位戦のクラスと段の関係】 => 順位戦の各組には何段の人がいる?段位とクラスの関係について
順位戦は、クラス(組)が下がってしまう、
「降級」という仕組みがあります。
年間の成績が下位だとただちに降級となる場合と、
「降級点」という仕組みを使う場合があります。
クラスによって、どちらの仕組みかなどが違ってきます。
【降級点についてはこちらの記事】 => 順位戦の降級点とは?何点で降級?消滅させるための条件は?【プロ将棋】
【竜王戦について知りたい方はこちらもどうぞ】 => 竜王戦の仕組みは?ランキング戦に本戦、昇級者決定戦って?
今回は、以上のような内容でした。
将棋界のニュースを理解する上で、
大切なキーワードに一つである「順位戦」。
他にも色々あるので、知りたいことがあればコメントなどくれると嬉しいです!