順位戦の各組には何段の人がいる?段位とクラスの関係について

棋士の強さをわかりやすく表すのはもちろん、段位ですね。

他にも、順位戦や竜王戦ランキング戦のクラスなどは棋士の強さを表す指標として便利です。

もちろん、他の棋戦でのリーグ入りなども参考になります。
タイトル保持者の実力を判断するには、通算何期かとか、何連覇中とか、そういうのも必要になりますね。

 

 

ここでは、順位戦の所属クラスと段位の関係をみていきましょう。

単純に、このクラスの棋士は何段、というふうには言えないのですが、このクラスは何段以上、というのはあります。
それを、C級2組からA級まで順番に、クラスごとにみていきましょう。
 

 

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順位戦C級1組、C級2組所属棋士の段位について

 

順位戦での昇級は、棋士の昇段と関わってきます。

このことが、各クラスにおける棋士の段位の範囲を決めます。

要は、順位戦には、クラスごとの最低段位が存在するというわけです。

 

順位戦C級2組には四段から九段までの棋士が在籍!

 

フリークラスを除けば、順位戦の一番下のクラスは、C級2組です。

プロにデビューしたばかりの新四段からベテランまで様々な層の棋士がいます。

 

デビュー以来C級2組から昇級していない人や、上のクラスから降級してきた人もいます。

若手有望棋士や一度将棋界のトップまでのぼりつめたタイトル経験者もいます。

一番下のクラスながら、厳しい戦いの場といって間違いありません。

 

2017年度にあたる第76期のリーグ表をみると、なんと四段から九段まで、すべての段位の棋士がこのクラスにいます。

順位戦はトーナメント制でなくリーグ戦なので、新人にとっては、高段者との対局'(しかも長時間)を、経験する貴重な機会ですね。

 

順位戦C級1組の棋士の段位は五段以上

 

順位戦のC級2組から昇級すると、C級1組に配属されます。

昇段規定によって、C級2組に昇級した棋士は、五段に昇段します。

つまり、五段以上のプロがいるのが、C級2組です。

 

もちろん、すでに五段の棋士はC1への昇級では段位は上がりません。

例えば、増田五段は、第76期でC2からC1へ昇級を決めましたが、すでに五段だったので、昇段はありませんでした。

一方、都成四段(当時)は第76期でのC2からC1昇級により五段昇段しました。

 

 

それはさておき、第76期の時点でC級2組には、五段から九段までの範囲のすべての段位の棋士がいます。

この組にもかつてトップで活躍していた棋士もいます。

また、将来トップになることが期待される20代半ばの若手棋士の層は厚いといわれていますが、第76期順位戦では、そのような棋士のほとんどがC級1組に在籍しています。

千田六段、永瀬七段、青島五段、佐々木勇気六段、などです。

C級1組というクラスはその意味で、一番注目すべきなのかもしれませんね。

もっともこのうち、千田六段と永瀬七段は76期で昇級を決めましたが。

 

第77期からは藤井六段も参戦するので、C級1組からますます目が離せません。

 

C級にもタイトルホルダーが?

 

順位戦のC級にもトップで活躍するような棋士がいることは、タイトル挑戦する棋士が出ることからもおわかりになると思います。

実は、かつてはC級1組やC級2組にタイトルホルダーがいたことがありました。

屋敷九段や郷田九段が、それぞれ五段、四段時代にタイトルを獲得し、それぞれC級1組、C級2組にタイトルをもってきました。

 

実は、2018年度には、叡王という新タイトルが、C級1組とC級2組のどちらかにくることが確定しています。

叡王は高見六段と金井六段が争うのですが、それぞれC級2組とC級1組の棋士です。

結果が出るのが楽しみですね^^

 

順位戦B級1組、B級2組所属棋士の段位について

 

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順位戦の昇段規定は、一番上のA級まで続きます。

B級までくると、だんだんと範囲が狭くなってきますね^^

 

順位戦B級2組には六段から九段までの棋士が在籍!

 

五段の棋士がB級2組に昇級すると、六段に昇段します。

もちろん、すでに他の理由で六段に昇段している場合もあるでしょうけれど。

 

ともかく、六段以上の棋士がいるのが、B級2組です。

面白いことに、このクラスにも六段から九段までのすべての段位の棋士がいます。

また、第76期の時点では、現役タイトルホルダーもいます。中村太地王座ですね。

その他、元竜王の藤井猛九段もいるという点でも、注目しておきたいクラスといえそうですね。

 

 

イメージ的には、若手棋士の中でもやや年齢的に上の層の棋士から、中堅の棋士が多い感じでしょうか。

また、トップで活躍していた棋士がいるのはC級と同じですが、比較的最近(といっても10から20年前くらい?)のタイトル戦やA級順位戦で戦っていた棋士が多い印象です。

 

順位戦B級1組には七段から九段までの棋士が在籍!

 

B級2組六段の棋士がB級1組に昇級を決めると、七段になります。

第76期の時点でB級1組には、七段から九段まで、すべての段位の棋士がいます。

 

もとA級棋士や現役タイトルホルダー、タイトル挑戦経験者、棋戦優勝経験者などがいます。

B級2組以下との違いは、現在進行形で他の棋戦でもトップレベルで戦っている棋士ばかりであるという点です。

 

B級1組についてはさらに熱く語ることができそうなので、また一つの独立した記事にしたいと思います^^

 

A級順位戦の棋士は段位でいうと八段か九段

 

「A級八段」という言葉があるように、B級1組七段がA級に上がると八段に昇段します。

A級は将棋界で現在一番強い棋士の集団なので、それ以上の九段まで昇段した棋士が半分以上を占めています。

結局どのクラスも、可能な範囲内にあるすべての段のプロが所属しているのですね。

おまけに、タイトル経験者でない人の方が少ないのがこのクラスです。恐ろしいですね^^

 

 

A級より上には名人がいて、名人も含めると、A級棋士の保持するタイトル数を合計すると、A級には5つもタイトルがあることになります(第76期の時点)。まさにA級は将棋界の頂点ですね。

渡辺棋王の降級により、第77期はタイトルが4つとなります。

 

 

A級についてもまた、さらに詳しい一つの記事にできたらと思います。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

 

今回は順位戦の所属クラスと段位の関係について書きました。

 

色々書きましたが、結論としては、どのクラスにもタイトルホルダーなどのトップレベルの棋士が所属しているということになるでしょうか(笑)。

それと、A級は恐ろしい、という(笑)。

 

タイトル挑戦や棋戦優勝した棋士がどのクラスの所属であるかなどを調べると、「この人でも順位戦では苦戦しているのかー」とか、将棋通(?)的な楽しみ方ができそうですね。

 

また、それぞれのクラスには特徴があり、どの組の戦いをより熱く感じるかは将棋ファンによって変わってきそうな気がしますね。

そういった各クラスの特徴などもわかるようになると、よりプロの対局を楽しめそうですね。

 

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