若手棋士揮毫がもらえる将棋免状キャンペーン【2018年8-11月】

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羽生善治竜王の永世7冠記念免状キャンペーンは2018年7月31日で終了しました。

しかし、その翌日2018年8月1日からさっそく新たなキャンペーンがスタートしています。

 

どのようなキャンペーンなのか、チェックしてみました。

 

 

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特典の種類は?

 

免状のキャンペーンとは、免状を申請した人に、特典が贈られるというものです。

今回は、どのような特典が用意されているのでしょうか?

 

若手棋士揮毫入り特製扇子(300名限定)

 

期間中の免状申請者は、若手棋士の揮毫が入った扇子がもらえます。

 

揮毫(きごう)とは何か?難しい言葉ですが、筆で書かれた文字、と思っておけばいいでしょう。

 

こちらは直筆ではなく、印刷ですが、揮毫する若手棋士たちはそうそうたる顔ぶれです。

ですので、間違いなく豪華特典です!

 

こちらの特典は段位に関わらずもらえるので、初段から六段まで、どの段の免状でもOKです。

ただし、300名限定となっています。

 

直筆色紙 (四段以上のみ)

 

四段以上の免状を取得する人には、さらに嬉しい特典がつきます。

 

なんと、直筆の色紙です!

 

今後の将棋界を担うことになる若手棋士たちの手書きの色紙。

これは価値がありますね。
 

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揮毫を入れる若手棋士は?

 

今回のキャンペーンの特典に、揮毫をしてくれる若手棋士たちとは、誰なのでしょうか?

これは要チェックポイントですね^^

 

将棋界の代表的な若手棋士7名

 

今回の免状キャンペーンで揮毫するのは、以下の7名の棋士たちです!

 

  • 菅井竜也王位
  • 中村太地王座
  • 広瀬章人八段
  • 豊島将之棋聖
  • 稲葉陽八段
  • 斎藤慎太郎七段
  • 永瀬拓也七段

 

タイトル保持者や順位戦A級やB級1組棋士、最近タイトル挑戦した棋士や挑戦決定した棋士たちですね。

今の将棋界では、羽生世代がまだまだ強く、その一方で最年少の藤井聡太七段が注目されています。

ですが、その間の世代の棋士たちも強い人が多く、特に上記の棋士たちは、今後の将棋界を背負って行く存在です。

 

人気・実力ともに十分な彼らの書いた文字を手元に置いておいたら、上達にご利益がありそうですね^^

 

制作当時は豊島「八段」だった

 

条件を満たしている人が将棋免状を申請するには、通販サイト「楽天」の将棋連盟デジタルショップで購入手続きを行います。

楽天の他にYahooでも申請できますし、他の方法もありますが。

 

楽天の該当ページに行くと、キャンペーンの説明や特典の画像があります。

そのページでは、今回揮毫してくれる若手棋士の先生たちの写真と名前、肩書が記載されています。

 

豊島先生は、「豊島将之八段」と表記されています。

そして、特典扇子の画像の下に注として、「タイトルと段位は制作時のもの」と書かれています。

 

どうやら、この企画が決まり、扇子がつくられた当時は、まだ棋聖戦に決着がついていない時期だったようですね。

もしも今後豊島先生がタイトルの奪取や防衛を続けて失冠せずに九段になった場合は、もう「豊島八段」と呼ばれることはありません。

その意味でも貴重な揮毫になる可能性がありますね^^

 

高見叡王は入っていないのが惜しい?

 

若手で人気棋士といえば、高見泰地叡王の名前を挙げる人もいますよね。

今回の免状キャンペーンの若手棋士に、高見叡王が入っていないのは、個人的にはわりと不思議です。

高見ファンなら、残念に思っている方もいるかもしれませんね。

 

豊島将之・現棋聖が、当時竜王とあわせてニ冠だった羽生善治棋聖(当時)から、棋聖位を奪取したことで、将棋界は8大タイトルを8名の棋士で分け合う「戦国時代」となりました。

高見先生も、その一人として大いに注目されている棋士です。

 

そこで、今回なぜ、高見先生が入っていないのかという疑問に対し、私は3つの仮説を立てました。

 

  1. 今回のキャンペーンの内容は叡王戦の決着前に決まっていた
  2. 東西のバランスを考えて、「西の王子」斎藤慎太郎七段を入れた
  3. 高見叡王を入れると、久保王将、渡辺棋王も入れたくなる

 

1番目はそのままの意味です。

やはり免状のキャンペーンとなると、動く金額といい、大きな企画になるので、かなり前から計画しておく必要があるので、今年度の比較的早い段階で詳細が決定されていた可能性が考えられます。

 

2番目についても、そのままです。菅井王位・豊島八段(当時)だけだと、関西の若手棋士が2名だけになってしまいます。

そこに、タイトル挑戦経験もあって、実績十分な人気棋士・斎藤七段を入れることで、関西棋士3名・関東棋士4名として、東西のバランスを保った、という説です。

 

3番目は、少し説明が必要ですね。

免状というものには、名人と竜王の署名が入ります。佐藤天彦先生と羽生先生ですね。

今回のキャンペーンでは、免状に加え、若手棋士たちの揮毫入りの扇子がもらえます。

そこにもし、高見叡王が加わったとすると、6つのタイトルの保持者の署名が手に入ることになります。

(棋聖は、豊島先生が奪取する前は、羽生先生がもっていました。)

そうすると、残りの2つのタイトルの保持者の署名も欲しくなってきますよね。

残りの2つのタイトルホルダー、つまり久保王将と渡辺棋王です。

このお2人は、「若手」と呼ばれる年代ではないので、「若手棋士のキャンペーン」には入れません。

ですので、今回、高見叡王までキャンペーンに参加してしまうと、久保先生と渡辺先生を仲間外れにしているような感じになってしまうので、あえて高見叡王をいれなかったのではないかと考えることができます。

 

真相はともかく、すばらしいキャンペーンであることには違いないので、免状取得を考えている方で、目標の段位にまだ届いていない方は、是非昇段目指して頑張ってください^^

 

揮毫入り特製扇子の特徴は?

 

特製扇子ですが、将棋連盟や楽天、Yahooのページで画像をみると、不思議な色をしていることに気づきます。

 

紫色がかった扇子なのです。

不思議な雰囲気があって、惹かれますね。

 

しかも、写真には、布製の扇子入れ(?)らしきものも写っているので、それも特典についてくるのだと思います。

将棋連盟などで扇子を買っても、入れ物まではついてこないので、有難いですね。

 

一つの扇子の中に、印刷ながら、一文字ずつ若手棋士たちの書いた文字が散りばめられています。

実際に手に取ったら、感動すること間違いありません。

 

 

色紙の方は写真なし?肩書は最新のものに?

 

若手棋士免状キャンペーンの四段以上申請の特典の色紙ですが、残念ながら連盟サイトなどに写真は掲載されていません。

届いてからのお楽しみ、というところでしょうか?

 

色紙は手書きということでしたが、免状と同じように、申請されてから作成されるのでしょうか?

色紙の方は扇子と違い、「限定○○名」という記述がないため、この可能性は高そうな気がします。

もしそうだとすると、肩書きは、免状申請時点のものになりそうですね。ということは、豊島先生の肩書きは、「八段」ではなく、タイトル名になるでしょう。

 

今後、キャンペーン終了までに肩書きが変わる可能性があるのは、下記の棋士たちです。

 

  • 菅井王位 -> 菅井七段
  • 豊島棋聖 -> 豊島ニ冠
  • 斎藤七段 -> 斎藤王座
  • 中村王座 -> 中村七段

 

王位戦と王座戦の番勝負の結果次第、ということですね。

キャンペーンのことを抜きにしても、番勝負の行方は気になりますね^^
 

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まとめ

 

いかがでしたか?

 

2018年8月から11月までに行われる免状のキャンペーンについて書きました。

特典や揮毫する若手棋士についての情報と、ちょっとした考察を行ってみました。

 

それにしても、毎回素晴らしい特典を用意してくれる将棋連盟の企画力には頭が下がりますね^^

 

 

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