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新年が明けると、あっという間にお正月らしい時期は
過ぎ去ってしまいますよね。
初詣はお正月の定番の行事ですが、
特に熱心に行く習慣がない人だと、
つい行きそびれてしまうこともあるかと思います。
特に将棋ファンの場合、年末年始の将棋番組を消化するので忙しいんですよね(^^;)
ただ、初詣は、絶対に元旦や三か日に行かなければならないというものではないようです。
ですので、お休みが元日だけだとか、3日までの人でも、
時間をみつけて行ってみるのもいいでしょう。
ただ単に神社やお寺に行くだけ、というのでは興味がもてない方でも、
自分の関心にあった場所があるかもしれませんし。
学業や健康などなど、ご自身の必要に合ったご利益のあるところに参拝するのもいいし、
漫画やアニメに出てくるところ、いわゆる「聖地」にいってみるのもいいですね。
実は、千駄ヶ谷の鳩森八幡神社なら、将棋が強くなるという御利益もあり、
しかも将棋を扱った漫画やアニメ、映画の聖地でもあるので、一石二鳥なのです!
(将棋風にいうと、非常に「味がいい」のです!)
ここでは主に前者、つまり将棋の上達、いわゆる「棋力向上」の御利益の観点から、鳩森八幡神社について書いてみます。
将棋の上達のための御利益があるとされる鳩森八幡神社の「将棋堂」や、
新年に一度だけ行われる将棋祈願祭(2019年は1月5日開催)についてと、
ついでに千駄ヶ谷駅から鳩森八幡神社までの行き方について軽く説明されていますので、よろしければどうぞ^^
目次(もくじ)
鳩森八幡神社には、色々な見どころがあります。
鳩森八幡神社は、パワースポットなのだそうです。
「富士塚」という、富士山をとても小さなサイズで再現したものがあって、
それに登ると、富士山に登ったのと同じ御利益があるとか。
(富士山は神聖な山として昔から信仰の対象になってきたのです。)
富士塚もあるし由緒正しい神社ですし、それだけでも行く価値は十分あると思いますが、
今回は、将棋に関係した部分を紹介したいと思います。
将棋ファンにとって、一番惹かれるのが、将棋堂です。
将棋堂の中には、将棋の駒が入っています。
ただの駒ではなく、なんと高さ1.2メートルという、将棋の駒としてはありえないくらい巨大なものです(笑)。
その巨大な駒は「大駒」と呼ばれるらしいですが、将棋のどの駒かというと、「王将」です。
将棋盤の上に、縦に置かれる形で納められています。
きっと、将棋を知らない人や小さなお子さんにとっても、将棋堂をみるのははとても楽しいことだと思います。
ちなみに将棋堂は、上からみると六角形をしている、「六角堂」です。
将棋だから駒と同じで五角形、というわけではないんですね(笑)。
鳩森八幡神社には、棋力向上絵馬というものが売っています。
絵馬って、願い事を書く、五角形の板みたいなやつですよね。
五角形!将棋の駒と同じなので、なぜが嬉しいです(笑)。
棋力向上絵馬に願いを書いたら、奉納します。
奉納っていいても、簡単で、将棋堂の壁につるすだけです。
なんとなく、おみくじを結びつけるのと似ていますね。
もって帰れるものがあったらいいな、という方は、お守りとかを買うといいでしょう。
「王手守」というお守りが売っています。こちらも棋力向上の御利益があるそうです。
棋力向上絵馬は、将棋堂に奉納する、と書きました。
一方、鳩森八幡神社の境内には、他にも参拝者の方たちの絵馬が納められているところがあります。
どうやら、棋力向上以外の絵馬もあるみたいですね。
普通に、ご家族の健康とか、学業成就の願いを書くようです。
ただ、千駄ヶ谷という場所にあり、将棋関係の御利益もある神社だからでしょうか?
棋士を応援する方も多いようです。
2018年の年末ごろにいってみたところ、羽生善治先生の、タイトル100期を願う
絵馬がたくさん目に入りました。
むしろ、羽生先生を応援する絵馬で埋め尽くされていたという方が正確かも(笑)。
残念ながら、羽生先生は失冠し、肩書が九段となってしまいましたが、
今後もタイトル挑戦の可能性はまだまだあります。
再び「タイトル100期祈願」の絵馬でいっぱいになる日も、遠くではないかもしれません。
これまでみてきたように、鳩森八幡神社は、将棋パワーをもらえそうな、
とても魅力的なスポットです。
そんな鳩森八幡神社で毎年新年に行われる行事が、「将棋祈願祭」です。
2019年は、1月5日(土)に行われます。時間は午前11時です。
この記事はもう、今年は近場の人にしか役に立たないかも(^^;)
(2020年以降、役立てていただければ幸いです。)
将棋堂には、巨大な王将駒が納められている、と書きました。
普段は御堂は閉じているのですが、一応隙間から王将駒をみることができます。
でも、どうせなら、その全貌をみてみたいですよね。。。
実は、将棋祈願祭では、将棋堂が開かれた姿をみることができます!
おそらくですが、年に一回のこの行事こそが、将棋堂がオープンされて
身長1.2メートルの大駒をみることのできる唯一のチャンスなのです。
ちょっと興味でてきますよね^^
将棋祈願祭は、将棋連盟関係者の行事です。
将棋界の発展や棋力の向上を願うというのが趣旨とのこと。
でも最近では、一般の方の見学が増えてきているらしいです。
将棋界の発展を願う祭典であれば、将棋ファンも参加したくなりますものね。
それだけでなく、棋士関係者が参加する、という点が大きな魅力です。
いつもテレビや中継でみている棋士の先生たちを、直接おみかけすることができるので。
これは気になるイベントですねー(笑)。
棋士のみなさんと一緒に、将棋界のことや将棋上達のことを祈ったら、
すごい御利益がありそうな気がしますし^^
将棋祈願祭が終わると棋士たちは、将棋会館(神社のすぐ近くにあります)に
移動して、「指し初め式」を行います。
(指し初め式は、さしぞめしき、と読みます。)
「指し初め式」という言葉は、棋士たちが新年に集まって将棋を指すことを意味します。
大雑把にいうと、新年最初の書道を、「書き初め」といいますが、「指し初め」は、いわば、新年最初に指す将棋のことですね。
もっとも、年明けの時点で将棋を指している棋士たちもいましたが(笑)。
以前は、将棋ファンでもあまりなじみがない人も多かったかもしれませんが、
2018年の「指し初め式」のときに、藤井聡太四段(当時)が、
同じ杉本門下の姉弟子である室田伊緒女流二段に負かされたことが話題になったので、
私たち将棋ファンには、なんとなく聞きおぼえがあるものになりました。
ただ、藤井四段(当時)が参加したのは、関西での「指し初め式」で、
今回話題にしているのは、東京での「指し初め式」になります。
東京だと、神社での祭典の後に行うのですね。
関西では、どうなんでしょうね?
この指し初め式ですが、将棋スクールの子どもたちも混ざって参加するので、
とても楽しそうですね。
過去には、アイドルの伊藤かりんさんも参加したことがありました。
さらに、一般の方が参加したこともあります。
オークションで参加チケットを落札した人が参加できるという、面白い試みでした。
このように将棋連盟は、様々な企画を試していて、過去に行われた試みを知るのもとても楽しいです。
鳩森八幡神社や、東京将棋会館の最寄り駅の一つは、JR千駄ヶ谷駅です。
千駄ヶ谷駅は、例えば、東京駅から中央線で15分程度です。
駅構内図を調べたところ、JR千駄ヶ谷駅の改札口は一つしかないので、
地下鉄とか東京駅や新宿駅のような、ややこしさはありません。
改札をでてすぐみえるのは、東京体育館ですね。
左斜前にあります。
一方、右斜前にあるのが、「津田塾大学」のキャンパスです。
目の前に走っている通りを、右の方に行くと、「みろく庵」に行けるのですが、
それだと鳩森八幡神社から遠ざかってしまいます。
通りをわたり、まっすぐ道に沿って進んでいきます。
このとき、左側には東京体育館があります。
しばらく進むと、左側に「モスクラシック」といハンバーガー屋さんがみえます。
ちょうどそこにはY字路(T字路)がありますが、曲がらずに前進します。
すると今度は十字路がみえますが、そのまま前進します。
すぐにまた交差点がみえますが、その交差点の手前、右側に、「モンマスティー」というお店があります。
テイクアウト(お持ち帰り)の紅茶を売っているお店なのですが、店先に椅子があるので、特徴的です。
そこまできたら、もう到着したも同然です。
左斜前に、鳩森八幡の入り口があります。
ちなみに、東京将棋会館に行くには、交差点を渡った後左折して、
そのまま進み、一つ目の十字路で右に曲がればOKです。
確か下り坂になっていたと思いますが、歩いて行って2つ目か3つ目の建物が将棋会館になります。
赤レンガの特徴的な建物です。
東京将棋会館の近くにある、鳩森八幡神社は、将棋の御利益があり、
将棋駒の入っているお堂をみたり、絵馬やお守りを買ったりすると楽しそうです。
将棋に興味があって初詣がまだなら、行ってみるのもいいと思います。
特に、新年の祭典である将棋祈願祭は、将棋堂が開かているところや棋士の先生方のお姿を
みることができる貴重な機会です。
その後棋士関係者で行われる「指し初め式」には、スクールに通うお子さんたちも参加するようで、
うらやましいですね。
新年早々、貴重な体験ができて、一生の宝になるでしょう。
一般の人は、残念ながら、将棋祈願祭は見学できても、指し初め式には参加できませんが、
それに負けないくらい充実した一日を過ごすようにしましょう^-^
もちろん、初詣の時期を過ぎてから鳩森八幡に行くのもありです。
新年以外にも行事があしますし。一番わかりやすいのは節分ですかね。
それから、夏には、将棋の大会が行われるそうですので、それまでに棋力がつくように祈願するのもありですね。
もちろん、努力をすることが大前提ですが(笑)。