山口恵梨子女流の聞き手のお仕事を紹介の「感動バックヤード」

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BS朝日の番組「辻井伸行 感動バックヤード」は、毎週月曜日の夜10時54分から6分間ほど放送の短い番組です。

なんと第35回から第38回までの放送では、将棋に関係のあるお仕事が紹介されます。

2018年2月26日放送の第35回では、「聞き手」のお仕事が紹介されます。

しかもなんと、われらが山口恵梨子女流ニ段の登場です!

 

 

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BS朝日番組「辻井伸行 感動バックヤード」とは?

 

「辻井伸行 感動バックヤード」とは、どのような番組なのでしょうか?

 

バックヤード(=舞台裏)で活躍する仕事を紹介する番組

 

「辻井伸行」と「バックヤード」と、2つもキーワードがあるのでややこしいのですが、実は主役は「バックヤード」の方です。

 

この「バックヤード」という言葉を調べてみると、「お店の中で、売り場以外の場所」というような意味であることがわかります。

 

「感動バックヤード」という番組で紹介されるのは、普段スポットライトが当たることがないけれど、背後で重要な役割を果たしているお仕事です。

このようなお仕事を、「舞台裏」のお仕事、とも表現しています。番組ではそうした「舞台裏」に携わる人たちが主役となるわけです。

 

辻井伸行さんの演奏にのせて紹介される

 

番組では、「舞台裏」の方たちの仕事が、ピアニスト・辻井伸行さんの音楽にのせて紹介されます。

番組名に「辻井伸行」が含まれているのはそれが理由なのですね。

 

実は、最初に番組に関する山口女流のツイートを読んだときは、何の番組なのかすぐには理解できませんでした。

「辻井さんが主役の番組の聞き手役が山口女流なの?」みたいな混乱をしました(笑)。

正しくは、辻井さんの音楽がBGMとして流れる番組で、山口女流の「聞き手」というお仕事が紹介されるので、ここでの主役は山口女流、です。

冷静になって読めば、確かにそう書いてありました。将棋と同じで、落ち着いて読まないと大きな勘違いをするものですね(笑)。

 

番組の最初のころの放送では、この辻井さんの音楽活動における「バックヤード」的なポジションの人たちのお仕事が紹介されていました。

 

番組で使われる音楽を演奏している人辻井さんが、番組の本編にも関係してくる。

NHKでやっていた「プロフェッショナル仕事の流儀」におけるスガシカオさんみたいですね。

余談ですが、「プロフェッショナル仕事の流儀」には、羽生善治先生が出演された際には、大きな反響を呼びました。

 

山口恵梨子女流の聞き手の仕事での工夫が紹介される?

 

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「攻める大和撫子」の異名をとり、自身も女流棋界で活躍する山口恵梨子女流。

AbemaTVやニコ生などの中継で将棋を観戦するファンにとっては、山口女流の「聞き手」は非常に楽しいです。

 

「感動バックヤード」では、聞き手のお仕事のどのような点に焦点が当てられるのでしょうか?

 

実は、番組の公式ページに結構詳しく予告されています。

また余談になりますが、番組のページでは、「将棋王手飛車読本」なる、いかにもマニアックな本を読んでいる山口女流の写真が使用されています。なんとも味のあるチョイスですね^^

 

山口女流は聞き手の際に、プロの対局を将棋の初心者が観ても楽しめるように配慮しています。

その初心者にも楽しめるようにするための工夫について、紹介されるようです。

山口女流は、そのための工夫として、「将棋の一手一手を映画の登場人物のように考える」という視点を持っているようです。

 

 

確かに、われわれ将棋ファンが普段観ている山口女流は、初心者にも楽しめるようにこころがけています。

付け加えるならば、ご自身が将棋を楽しんでいますね。

女流プロであるご自身も楽しみ、初心者にも楽しめるようにする。

この両方の実現には相当な工夫がいるはずですが、見事に両立されています。

そうか、その背景には、「将棋を映画のように観る」という視点があったわけですか、なるほど!

 

そして今回、ある一つのなぞが解けた気がします。

山口女流が、解説の聞き手のときにときどき、「第3の男」という言葉を発する理由(?)についてです。

 

解説のプロの先生は普通、対局者の次の一手を予想するときに、候補を二つまでしぼります。

そうすると次の手はニ択であるかのように思えるのですが、ために対局者が解説者の読みにない手を指すことがあります。

このような「第3の手」のことを、「第3の男」と呼んでいるのです。

「第3の男強いですよ」みたいな使い方がされていると思います。

今回その理由がわかったように感じました。

 

将棋の指し手を、「登場人物」のように思っている山口女流だからこそ、そのような表現が出てくるわけですね。

 

 

ちなみに「第3の手」のことを、「第3の人」と呼ぶ棋士も確かいたと思います。

 

 

それにしても、意識的に楽しむ工夫をされているのだとしても、あれほど活き活きと将棋を楽しみながら、解説の棋士たちの技術的に難解な局面の解説にも付き合うというのは、中々大変な仕事だと思うのですが。

見事にこなされている秘訣はいったいなんなのでしょうか?

 

文章だけでなく、番組で山口女流ご自身の言葉を聞くことにより、その秘密がみえてくるかもしれませんね。

お時間に余裕のある将棋ファンは、是非ご覧になってはいかがでしょうか?

 

まとめ

 

今回は、BS朝日で放送のショート番組「辻井伸行 感動バックヤード」で山口恵梨子女流ニ段が出演するという情報を受けて、記事にしてみました。

 

いつも番組の告知が直前になってしまう当ブログですが、読者のみなさまの何らかの役に立っていれば幸いです。

 

「辻井伸行 感動バックヤード」では、山口女流の回以降も、「棋士」以外の将棋に関係する「プロ」たちが登場します。

将棋に対して様々な視点を持つことで楽しみの幅が拡がるという話はこのブログでも何度も書いてきました。

そんな私も、また新たな視点に気づかされた思いがしています。

そのような新たな視点を与えてくれるBS朝日の番組企画に、感謝ですね^^

 

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