【第66期王座戦本戦】斎藤慎太郎-藤井聡太戦の戦型事前予想【独断】

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この記事は、2018年7月、
斎藤慎太郎七段(当時)と藤井聡太七段の
王座戦挑戦者決定トーナメントでの
対局を前に投稿しました。
その後、多少の修正・加筆を行いました。
なお、ここでの戦型予想は見事に外れています^^
「答え合わせ」は最後に追記してあります(笑)。

 

2018年7月6日(金)、
王座戦本戦決勝(挑戦者決定戦)への
進出をかけた対局が行われます。

 

勝負するのは、
斎藤慎太郎七段と藤井聡太七段です。

 

斎藤七段は久保王将、
藤井七段は深浦九段と、
両者ともにトップ棋士に勝っての
準決勝進出となりました。

 

勢いに乗る若手棋士二人が、
どのような将棋をみせてくれるのか、
楽しみですね^^

色々楽しみですが、ここでは、
戦型予想を書いてみます。

 

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斎藤-藤井戦の戦型予想。相居飛車のどの戦型?

 

斎藤慎太郎七段、藤井聡太七段
ともに居飛車党の本格派の棋士です。

 

普通に考えれば、お互いが
飛車を振らない「相居飛車」の将棋
になることが予想されます。

 

相居飛車の将棋にも、色々種類がありますが、
果たしてどの戦型になるか?

 

大胆に予想してみました。

 

先手・後手が予め決まっていない対局では、
対局者は先手用の作戦と後手用の作戦を
両方用意してくるものなのですが、
そうしたことはちょっと難しいので、
以下では少し曖昧にして議論します(_ _)

 

対・藤井の角換わりは避けたい?

 

藤井七段は
「角換わり」の将棋を得意としています。

序盤早々、角を交換してしまう戦型ですね。

 

角換わりには、
銀を使った攻め方によって、
「棒銀」「早繰銀」「腰掛け銀」と
色々な種類があります。

その他にも、「右玉」、「超速45桂」などの作戦があります。

 

藤井七段のすごいところは、
相手がどのような戦法をとってきてもうまく対応してしまうところです。

たとえば、竜王戦5組ランキング戦準決勝での
船江六段との将棋では、相手の用意の作戦と思われる
棒銀からの急戦に、うまく対応できていたようです。

 

 

また、個人的な印象ですが、
最近の角換わりの将棋は、
かなり難しくなっているように思います。

特に主流である角換わり相腰掛け銀には
そういうイメージがあります。

 

 

番勝負であるタイトル戦ならいざしらず、
負けたらそこで終わりのトーナメント形式の対局で採用するには、
よほどの研究の裏付けが必要なのではないでしょうか?

大事な準決勝ですし。

 

以上の考察から、
おそらく斎藤七段の方が、角交換を拒否する展開
もっていく可能性が高いのではないかと思います。

 

とはいえ、これはあくまで予想です。
斎藤七段もトップクラスの実力をもつ棋士。
あえて相手の得意に踏み込んでいって、
ぎりぎりのところで勝機をつかみにいくという
戦い方を目指す可能性も低くありません。

 

詰将棋に強い斎藤七段の終盤力ならば、
終盤の入り口で優勢にできさえすれば、
藤井七段との読み合いにも負けない自信があるでしょうから。

ですので、斎藤七段の将棋への真摯な姿勢が、
角換わりを選択させる可能性も否定できません。

 

もっとも、藤井七段相手に、
序盤から終盤まで正面から戦うのは、

かなり勇気がいりますが。

 

特に、竜王戦5組のランキング戦トーナメント決勝戦での
石田五段との将棋では、藤井聡太七段は、
終盤で恐ろしい強さをみせて勝っていましたからね。

 

矢倉の可能性が高そう?

 

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斎藤慎太郎七段は、矢倉の戦型も指す棋士です。

矢倉に対する急戦左美濃戦法の本を
糸谷八段と共著で出しています。

現代的な矢倉の将棋だけでなく、
伝統的なじっくりした矢倉の将棋も指します。

第89期棋聖戦の第1局では羽生棋聖と相矢倉のそうした将棋を指していました。

 

一方、藤井七段も、矢倉の将棋を指します。

四段昇段後初の対局だった加藤一二三九段戦では、
加藤九段に「矢倉で教わりたい」という思いから、
矢倉の戦型を選択し、見事にデビュー戦を白星で飾ったのでしたね。

 

また、斎藤慎太郎七段の師匠・畠山鎮七段とも対局し、
矢倉で勝っています。

 

そのときは、後手の藤井七段の囲いは、
通常の「43金左」ではなく、「43金右」という不思議な形でした。

 

このような囲いは、叡王戦の決着局で高見六段(当時)も指していました。

畠山七段は、「習いある形ではないので自分は指せない」
というようなことを言っていましたが、
弟子の斎藤七段は、この不思議な囲いを採用しています。

 

このような、矢倉は矢倉でも、なんらかの現代風な工夫が入った矢倉を、
斎藤七段は採用するのではないかと思っています。

ただし、急戦だと一直線の将棋になる分だけ、
藤井七段の終盤力や、駒組み段階での巧みさが活きてしまいます。

 

なので、急戦よりは持久戦よりで、
でも従来の伝統的な相矢倉の将棋に一工夫くわえてある、
そういう感じの展開を予想しています。

お互いまだ未知の局面からの力勝負にもっていくと思います。

といっても、具体的にどうなるかは、想像もつかないのですが(汗)。

 

おっと、この場合、藤井七段側には、
相矢倉模様にするという選択肢の他に、
急戦を仕掛けるという選択肢があることも忘れてはいけませんね。

ただ、個人的にはじっくりやろうとするような気がします。

 

横歩取りや相掛かりもあり得る?

 

斎藤七段は、横歩取りの将棋を得意にしています。

第89期棋聖戦の挑戦者になったときの挑戦者決定トーナメントで指し、
棋聖挑戦の原動力にしましたから。

 

さて、斎藤七段が横歩取りにしようとしたとして、
藤井七段が避けようと思えば避けることもできますが、
あえて堂々と受けて立つこともあり得ます。

 

藤井将棋は、基本的に「堂々と受けて立つ将棋」ですので。
師匠の杉本先生が藤井将棋をそのように評していましたね。

 

タイトル挑戦経験のある斎藤七段相手に指せば、
また藤井七段の横歩取りの経験値があがることになります。

 

これは勝つために最善の選択ではないかもしれませんが、
将棋ファンとしては、それはそれで熱くなれる展開です。

 

また、藤井七段は公式戦で相掛かりも指してきています。

トップ棋士との対局も含めて、すぐに思い出せるだけでも4、5局は採用しています。

 

相掛かりは現代的な将棋観の影響を受けて最近大きく変化を遂げてきた戦型です。

将棋ソフトの価値観を積極的に取り入れてきた藤井七段とも相性がいい戦法といえそうです。

 

一方の斎藤七段も、個人的な印象では、
相掛かりの将棋と相性はよさそうだと思います。

この場合、手将棋や力戦に持ち込んで、力を発揮できる形にもっていければ、
プロの中でも最高レベルの終盤力をもつ藤井七段相手でも十分勝機はあるでしょう。
 

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まとめ

 

いかがでしたか?

 

今回は、王座戦決勝トーナメント準決勝の、
斎藤慎太郎七段と藤井聡太七段の対局の戦型を予想してみました。

相矢倉の現代的な将棋で、
急戦でないものになる可能性が高いと予想してみました。

 

もちろん、この記事で出てこなかった戦法が選ばれる可能性も否定できません。

「炎の7番勝負」のときのような
振り飛車になっても面白いし、「雁木」もみてみたいですね。

 

一番気になるのは勝負の結果ですが、
戦型やその他の要素にも注目して楽しみつつ見守りたいですね^^

 

【後日追記】 この記事のもともとの題名は、「斎藤慎太郎-藤井聡太戦の戦型予想!相矢倉か?【第66期王座戦本戦】」
でした。ただ、予想を外してしまったこともあって、後に変更しました。
(誤解につながり間違った情報を与えることにもなりかねませんので。。。)
実際には、後手番となった藤井七段の方から角道を止め、先手の斎藤七段が「雁木」に囲いました。
というわけで、斎藤-藤井戦は、雁木の将棋でした。

 

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