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日本人選手たちも活躍し、東京オリンピック2020が盛り上がっていますね。
そんな中、2021年7月25日、柔道の阿部一二三選手・阿部詩選手の兄妹がともに金メダルを獲得する快挙を達成しました。
兄の阿部一二三選手と同じ一二三(ひふみ)を名前に持つ、
将棋界の伝説棋士・加藤一二三九段(愛称・ひふみん)が、
Twitter(ツイッター)上で阿部一二三を応援、兄妹優勝を賞賛していました。
この件について情報を簡単にまとめておきたいと思います。
また、この日のひふみんのツイッターにはいつもと違うある異変(?)があったので、それについても考察していきましょう!
目次(もくじ)
当ブログの主な読者は、将棋ファンなので、
まずは、阿部一二三選手についての情報をみておきます。
もうニュースなどで知っている人は、ここは飛ばし読みでOKです。
阿部一二三選手の名前の読み方は、「あべひふみ」です。
加藤一二三先生が「かとうひふみ」なので、同じ「ひふみ」さんですね!
阿部一二三選手の方は、本家である将棋界のひふみんと区別して、
「柔道界のひふみん」という呼び名があります。
調べたところ、阿部選手を「ひふみん」と呼ぶ呼び方は、
2017年から存在していました。
加藤九段への「ひふみん」呼びは、もっと以前からありましたから、
加藤先生の方が「ひふみん」としての先輩ですね!(笑)
【参照元】: 日本柔道界を背負う“ひふみん” 阿部一二三、伝説への第一歩
柔道には、体重によって級があります。
阿部一二三選手は、66キロ級です。
今回の東京オリンピック2020でも、男子柔道66キロ級で日本代表として出場、金メダル獲得しました。
2012年9月のアジア・ジュニアユース選手権大会(17歳以下)では、
60kg級で出場し優勝していますが、
2013年4月の全日本カデ体重別選手権大会では66kg級で優勝していて、
その後もずっと66キロ級をキープしています。
将棋のひふみん、加藤一二三先生は、中学生棋士としてデビューし、
当初はとてもスマートな体型をしていました。
最高齢現役棋士として、引退まで、対局中の食事量が多く、
大食感として知られていた加藤一二三先生が、
徐々に少しづつ体重を増やしていったのと、
ずっとコンスタントな体重の阿部一二三選手とは、対照的で面白いですね!(笑)
阿部一二三選手の妹・阿部詩(あべうた)さんも、柔道選手です。
今回の東京オリンピック2020で、柔道女子52キロ級の日本代表として出場、
優勝して金メダル獲得となりました。
兄妹そろっての同日優勝となったのですが、
先に金メダルを決めていたのは妹の阿部詩選手の方で、
兄・一二三選手はそれに触発されて「燃えた」そうです。
身近な人の活躍が刺激になって頑張れるというのは、
将棋界にも通じるものを感じますね。
加藤一二三九段は、同じ名前、いわゆる「一二三つながり」がある人物として、
阿部一二三選手のことを応援して見守っていました。
自分のことのように注目している様子が、加藤先生のツイートから伝わります。
謎の緊張をするわたくし
ひふみん(^_^;)
謎の緊張をするという、コメント・・・!
加藤九段にここまで注目されるなんて、いいな!
(元ツイート:https://twitter.com/hifumikato/status/1419238485941112836)
他にも、「力を発揮できますように」というコメントもありました。
応援の仕方が、ご自分も勝負の世界を長年経験された加藤先生らしいですね!
そして、優勝後は、「史上初同日兄妹揃われての栄誉」を祝福しています。
「将棋に人生の殆どを捧げて」きたひふみん先生だからこそ説得力のある、
「長年の鍛錬と精進の先に見事勝ち取られた栄冠・偉業の御達成」との賛辞に加え、
「新たな伝説の始まり」に「心震え」たという言葉もありました。
(元ツイート: https://twitter.com/hifumikato/status/1419245127101341698)
加藤九段は、藤井聡太二冠のデビュー間もない頃の時点で、
その将来の活躍を予言していました。
そういう先見の明ある人がいうことだけに、今後の阿部選手(ご姉妹ともに)のご活躍に、
期待感が高まります!
オリンピック柔道で阿部兄妹が優勝したのと同じ7月25日には、
藤井聡太二冠がタイトル戦を戦っていました。
叡王戦の7番勝負の開幕局で、豊島将之叡王(竜王と合わせて二冠保持者)相手に、
挑戦者として勝負しました。
ひふみん、加藤一二三九段の絶賛ツイートといえば、
これまでは、藤井聡太二冠に対してのものがほとんどでした。
最近だと、棋聖戦で渡辺明名人にストレート勝ちして棋聖防衛・九段昇段を達成した時には、
「天才の太鼓判が押された瞬間」として、心から祝辞を送っていました。
その前に、王位戦の第一局で、挑戦者の豊島将之竜王に破れた際も、
直接はそのことに触れていませんでしたが、
ご自身が苦手な対戦相手を克服した経験をツイートしていました。
勝ち星の上で相性が悪かった豊島竜王という壁を、
藤井二冠がどうやって乗り越えるのかに、加藤先生が注目していた証でしょう。
今回の叡王戦第一局では、藤井二冠が強さをみせつけて豊島叡王に勝ったことに対して、
「ひふみん」のコメントがありそうなものなのですが、
その日の加藤先生のツイッターは、オリンピック一色だったようです。
なんとなく、これがいつもと違うな、という気がしなくもありません。
もしかしたら、将棋イベントなどで単にお忙しかっただけということも考えられますが。
(25日は宮崎で将棋フェスティバルだったようです!)
あるいは、最近では、王位戦のことを「日刊スポーツ」の記事に加藤先生が書かれていることもあり、
発信はそうしたメディアを中心にやっていく方針にされたのかもしれません。
その他に、加藤九段は、音声配信もやっていますし。
また、加藤一二三九段のこれまでの藤井二冠へのコメントは、
藤井聡太二冠の活躍の段階が大きく動く際に、発されるものだったように思います。
今回の叡王戦第一局の勝利は、王位戦での連勝によって、
藤井二冠が豊島竜王(叡王)への苦手意識をようやく克服して互角に渡り合えるようになった結果としての勝利で、
今後も長く続くお二人の戦いの歴史の中では、大きな転換点というよりは、
今後しばらく続く均衡状態の、ほんの一コマに過ぎない。
このように考えているからこそ、加藤先生は、
あえて藤井二冠のタイトル戦にはコメントせず、
日本や世界によっての一大イベントであるオリンピックを盛り上げることに集中しようとされたのではないでしょうか?
伝説の一流棋士・加藤一二三九段が、
ツイッターで同名の柔道家・阿部一二三選手のオリンピック金メダルを祝福しました。
今回は、加藤一二三先生によるツイートから、
阿部選手を見守る「ひふみん」のお茶なコメントや、
道は違えど一流の道を歩んだ「ひふみん」ならではの説得力ある賞賛を見つけた感想を書いてみました。
一方で、同じ日に対局だった藤井聡太二冠のことはコメントがなかった謎(?)についても、
勝手に考察させていただきました。
他種目を素直に楽しむ「ひふみん」も大変に魅力的ですが、
加藤九段の藤井聡太二冠についてのお言葉も、今後もまた拝見できたら嬉しいですね。
今期の、豊島先生との藤井二冠の長い戦いのどこかで、必ずやひふみんのツイートが流れるでしょうから、楽しみにしておきましょう。