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将棋の県大会で優勝した後、高校野球にも出場した高校生がいたそうですね。
将棋の県大会で優勝し、高校野球の試合にも出場したという高校生がいました。
その高校生のエピソードに感銘を受けたので、紹介したいと思います。
高校野球にも出場した高校生がどのくらいの棋力なのかも、
気になるところですので、予想もしてみましょう。
目次(もくじ)
将棋で県大会優勝して高校野球にも出場した高校生というのは、佐藤大空(たく)選手という方です。
【参考記事(外部リンク)】 助っ人の三塁手は将棋の県王者 約束通りグラウンドへ
佐藤大空(たく)選手は山形県の新庄南高校に通う高校生。
その新庄南高校の野球部には、ちょっと変わった事情がありました。
なんと、新庄南の野球部の選手は、半分が野球部員ではないとのことです。
主将が「助っ人」を集めることで、12人の選手からなるチームを結成しました。
その助っ人たちは、元・野球部の部員。
かつては同じ野球部のメンバーだった生徒たちです。
部を辞めた部員たちが、大会出場のために戻ってくるという主将の求心力はすごいですね。
漫画とかでならありそうな話ですが、現実にもあるというのはちょっとワクワクさせられます。
しかも、感動的なエピソードもあるのです。
感動的なエピソードというのは、将棋で県優勝した佐藤大空選手に関するものです。
高校生になってから、野球部に入ったものの、
そのころ熱中していた将棋に力を注ぐために、
部を去ります。
その際、高校最後の夏は野球の試合にでるという約束をしています。
友情ですね!
佐藤大空選手の将棋への情熱がすごいのは、
中学3年生で始めた将棋に打ち込むために、
小学生のころからやっていた野球を辞めたという点ですね。
しかも、県大会優勝という結果まで出してしまうというあたり、
ただものではありません。
やはり、徹底して集中することが、棋力向上のためには必要なのかもしれません。
そして、その将棋への想いを認めて野球部を送りだした仲間たちも素晴らしい。
残念ながら、新庄南の野球部は初戦で敗退してしまったのですが、
約束を守って試合に出場した経験は、きっと財産になることでしょう。
将棋では個人戦の場合、野球のようには友情が生まれにくいかもしれません。
そういう部分を補うような体験ができたことで、きっと、将棋にもプラスの面がでてくるに違いないです。
加藤一二三九段も、将棋以外の経験が活きることもあるといっていますし。
結局、「将棋が終わったら高校最後の試合のために野球に戻る」という約束でしたが、
県大会の優勝により、佐藤選手の将棋はまだ終わっていません。
将棋の全国大会でどこまで行くのか、注目ですね。
野球部の悔しさを将棋にぶつけるということですから、個人戦ながら皆の想いとともに戦うわけで、モチベーション十分です。
佐藤選手の棋力はどのくらいなのでしょうか?
かなり気になりますね。
それでは、棋力予想やその根拠について述べて行きます。
佐藤選手はどの県大会で優勝したのかというと、
県高校選手権と高校竜王戦でした。なんと、2つも!
ところで、将棋で県大会で優勝すると、
免状がもらえるという話を、聞いたことはありませんか?
私は以前、知り合いのアマチュア強豪の方から、そんな話を聞いたおぼえがあります。
もしも、高校生竜王戦などの県大会優勝者に、どの段位の免状が与えられるのかがわかれば、
佐藤選手の棋力がだいたいどのくらいのものなのか、目安がわかるはずですね。
高校生竜王戦の成績優秀者には免状を授与します、
と明言されたwebサイトがあります。
正確には、「県」大会ではありませんが。
【参考記事(外部リンク)】 第32回全国高等学校将棋竜王戦北海道大会
全国高等学校将棋竜王戦の北海道大会では、優勝者と準優勝者には三段免状が授与されるとの記述があります。
三段というのは、意外と低いな、という気もします。
北海道には、「北海道将棋会館」という将棋連盟の公式な施設がありますし、
他県に比べてレベルが低いということはないはずです。
大会の成績優秀者に贈る免状の段位は、少し厳し目にしているのかな、という印象を受けますね。
佐藤選手は山形県の高校生ですから、当然、
出場した県大会は、山形県大会ということになります。
あの将棋の聖地・天童市も、山形県にあるのでしたね。
漫画「3月のライオン」では、天童の回で、将棋が強くて威勢のいいおばあさんやおじいさんがでてきます。
きっと現実にも、将棋の強い人がたくさんいらっしゃることでしょう。
レベルが高いと思われる山形県で最強の高校生であれば、
相当な棋力であると予想されます。
先ほど話にだした北海道大会優勝でもらえる免状の段位、三段はまずあるでしょうし、
おそらくその上の四段はあってもおかしくないだろうと想像します。
将棋の県大会優勝者の高校生が、高校野球にも出場していたという話でした。
佐藤大空選手は、高校3年生ですが、
将棋を始めたのが中学3年生のときで、
将棋の県大会の時点で将棋歴は長くても3年と少しくらいのはず。
それが、優勝までしてしまうというのは、かなりの才能ではないでしょうか。
棋力に関しては、棋譜などをみていないので完全に推測になってしまいましたが。
(だからこそ、佐藤選手の全国大会での活躍に期待・注目です。)
しかも、野球部員たちと素晴らしい友情を築きあげているのだから、
とても充実した高校生活を送っているわけで、未来が非常に楽しみな若者ですね。
そしてもちろん、新庄南高校野球部についても、来年以降の活躍をチェックしていきたいと思います。