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【追記】2019年11月19日に行われた、
第69期王将戦挑戦者決定リーグ戦の一斉対局。
この記事にはその前のラス前時点までのリーグ星取表を
時間順に並べ直したものを載せましたが、
最終日の結果についても、後ろに追記しました。
【おすすめ】>>藤井聡太二冠の王将戦のこれまでの戦績・対戦相手【まとめ】
第69期の王将戦7番勝負の挑戦者を決める戦い、
本日、2019年11月19日に進行中ですが、
それ以前のリーグ結果を振り返っておきたい人も多いはず。
というわけで今回は、今期王将リーグの流れに関する記事になります。
私たち将棋ファンが、王将戦挑戦者決定リーグ戦の
結果を表でみるときに、注意すべきことがあります。
それは、王将リーグの星取表はどうやら、時系列順でない
らしいという点です。
私は今期リーグ開始以前に、事前情報を記事にしたのですが、
その後のニュースで入ってくる情報が、事前に想定していたものと違っていて、
おかしいな、と思ったりしました。
未だ修正できていないので、興味ある方は実際とどう違うのかみてみてください。
第69期王将戦挑戦者決定リーグ出場棋士がすごい!藤井聡太七段に注目
時系列順でないことは、
ニュースサイトのリーグ表などをみると、
右の方に星(白星・黒星)があるのに、
途中、星がはいっていないところがあるのをみることで確認できます。
もちろん、だいたいは順番通りではあるのですが、たまにそうでないときがあるわけです。
神童藤井聡太七段(17)完璧な名局で王者羽生善治九段(49)を降す 史上最年少王将位挑戦に大きく前進
順位戦なんかだと、例外を除いて、リーグ表の左から順番に行われますよね。
例外は最近あって、地震による延期により
C1順位戦の1回戦と2回戦の順番が入れ替わるということがありました。
それはともかく、リーグというのは単純な勝ち負けだけでなく、
参加者同士の相対的な成績が、挑戦とか陥落などに関わってくるので、
順番を正しく把握できる方が、対局が行われた当時の熱気というかドラマを
再現できるので、時間軸で並べ直したものを用意できるといいですね。
並べ替えですが、最終日は一斉対局なので、
ラス前までやっておけばOKです。
氏名 | 順位 | 最終対局 | ラス前成績 | 挑戦・陥落・残留 | |||||
久保利明九段 | 1 | ● (豊島 9/18) | ● (羽生 10/18) | ● (広瀬 11/4) | ○ (糸谷 11/11) | ● (藤井 11/14) | ? (三浦 11/19) | 1勝4敗 | 陥落 |
糸谷哲郎八段 | 2 | ● (広瀬 9/24) | ● (藤井 10/18) | ○ (三浦 10/21) | ● (久保 11/11) | ● (豊島 11/15) | ? (羽生 11/19) | 1勝4敗 | 陥落 |
広瀬章人竜王 | 3 | ○ (糸谷 9/24) | ○ (豊島 10/3) | ● (三浦 10/9) | ○ (羽生 11/1) | ○ (久保 11/4) | ? (藤井 11/19) | 4勝1敗 | |
豊島将之名人 | 4 | ○ (久保 9/18) | ● (広瀬 10/3) | ○ (藤井 10/7) | ● (羽生 10/16) | ○ (三浦 11/4) | ○ (糸谷 11/15) | 3勝2敗 | 残留 |
羽生善治九段 | 5 | ○ (豊島 10/16) | ○ (久保 10/18) | ● (藤井 10/21) | ○ (三浦 11/11) | ● (広瀬 11/1) | ? (糸谷 11/19) | 3勝2敗 | 残留 |
三浦弘行九段 | 5 | ● (藤井 9/30) | ○ (広瀬 10/9) | ● (糸谷 10/21) | ● (羽生 11/11) | ● (豊島 11/4) | ? (久保 11/19) | 1勝4敗 | 陥落 |
藤井聡太七段 | 5 | ○ (三浦 9/30) | ● (豊島 10/7) | ○ (糸谷 10/18) | ○ (羽生 10/21) | ○ (久保 11/14) | ? (広瀬 11/19) | 4勝1敗 |
このようになるはずです。
成績下位者3名がすでに決まっているので、
ラス前時点で1敗3名が陥落します。
また、挑戦者は広瀬竜王と藤井七段のどちらかで、
最終局が直接対決となっているので、その対局結果で決まります。
後は、各自でこの時系列順の表から、
リーグを振り返ったり、チェックしていなかった棋士の頑張りを
みていただいたりして、楽しんでいただければ幸いです。
氏名 | 順位 | 最終対局 | 最終成績 | 挑戦・陥落・残留 | |||||
久保利明九段 | 1 | ● (豊島 9/18) | ● (羽生 10/18) | ● (広瀬 11/4) | ○ (糸谷 11/11) | ● (藤井 11/14) | ○ (三浦 11/19) | 2勝4敗 | 陥落 |
糸谷哲郎八段 | 2 | ● (広瀬 9/24) | ● (藤井 10/18) | ○ (三浦 10/21) | ● (久保 11/11) | ● (豊島 11/15) | ● (羽生 11/19) | 1勝5敗 | 陥落 |
広瀬章人竜王 | 3 | ○ (糸谷 9/24) | ○ (豊島 10/3) | ● (三浦 10/9) | ○ (羽生 11/1) | ○ (久保 11/4) | ○ (藤井 11/19) | 5勝1敗 | 挑戦 |
豊島将之名人 | 4 | ○ (久保 9/18) | ● (広瀬 10/3) | ○ (藤井 10/7) | ● (羽生 10/16) | ○ (三浦 11/4) | ○ (糸谷 11/15) | 3勝2敗 | 残留 |
羽生善治九段 | 5 | ○ (豊島 10/16) | ○ (久保 10/18) | ● (藤井 10/21) | ○ (三浦 11/11) | ● (広瀬 11/1) | ○ (糸谷 11/19) | 4勝2敗 | 残留 |
三浦弘行九段 | 5 | ● (藤井 9/30) | ○ (広瀬 10/9) | ● (糸谷 10/21) | ● (羽生 11/11) | ● (豊島 11/4) | ● (久保 11/19) | 1勝5敗 | 陥落 |
藤井聡太七段 | 5 | ○ (三浦 9/30) | ● (豊島 10/7) | ○ (糸谷 10/18) | ○ (羽生 10/21) | ○ (久保 11/14) | ● (広瀬 11/19) | 4勝2敗 | 残留 |
挑戦者は、広瀬章人竜王になりました。
おめでとうございます。
藤井七段は最年少タイトル挑戦ならずで残念でしたが、
終盤は後一歩で勝ちのところまで広瀬竜王を追いつめており、
近い将来のタイトル挑戦・獲得には十分現実味がありそうですね。
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王将戦の挑戦者決定戦のリーグは、
リーグ通りの順番で対局実施されるとは限らないようです。
リアルタイムでチェックしていなかった人は、
今回この記事でやったように、ニュースサイトや将棋連盟の
月間対局結果の情報を使って、時間軸上に並べ直してみると
楽しいかもしれません。