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藤井聡太七段の今期のNHK杯の出番は終わってしまいました。
しかしテレビ棋戦はNHK杯だけではないことを忘れてはいけません。
いわゆる「地上波」での放送ではありませんが、銀河戦もNHK杯と並ぶテレビ棋戦です。
もちろん公式棋戦です。
2018年7月18日(水)に、藤井七段の銀河戦の本戦進出をかけた第27期銀河戦予選の対局が生放送されます。
テレビだけでなく、インターネットでも配信されます。
ちなみになんとなくですが、個人的には、ネット配信の方を「生中継」と呼びたくなります。
目次(もくじ)
予選の対局には、本戦への進出がかかっています。
銀河戦の予選は、だいたいは、2人で対局して勝った方が本戦進出、というシンプルなもののようです。
ただし、2回勝たなければ本戦進出できない場合もあるようです。今回の藤井七段の相手の藤原直哉七段もそのケースに該当します。
予選1回戦を勝ち上がってきた藤原七段が、藤井七段と本戦の枠を争います。
銀河戦の本戦は、パラマス方式という独特のトーナメントで行われるところに特徴があります。
この銀河戦本戦みたいな形式のことを勝ち抜き戦、というのでしょうか?
勢いある棋士が連勝しまくることがあって、そういうところが銀河戦本戦の魅力ですよね。
藤井七段の大活躍をみたい将棋ファンはきっとかなり多いでしょう。
将棋界のトップレベルの先輩棋士たちと戦って経験を積んできた藤井七段が、29連勝のときを思い出させるような勢いで連勝することを期待してしまいますね^^
今回の第27期銀河戦予選で藤井七段と対局する、藤原直哉七段についても触れておきましょう。
王位リーグ在籍経験がある実績ある棋士であり、2017年度は(宣言による転出でない)フリークラス棋士ながら、6割近い勝率をだしました。
ですので藤原七段は、藤井七段といえども容易に勝てる相手ではありません。早指し棋戦らしいすごい戦いになる予感がします。
10月開始の銀河戦の本戦トーナメントに登場するのは、藤井七段と藤原七段、どちらになるでしょうか?
今回の銀河戦予選をリアルタイムで視聴するには、テレビで観る方法とインターネットで観る方法があります。
興味ある方は、下記リンク先をご覧になってください。
参考サイト(外部リンク): 第27期 銀河戦 予選 藤井聡太七段 vs 藤原直哉七段 放送概要
放送時間ですが、だいたい昼の12時50分ごろです。
テレビかネットかによって、若干スタート時刻が異なります。
終わりは14時40分ごろを予定しているようですが、終局しなければ延長もあるようです。
テレビでの視聴に関しては下記リンク先からの情報になります。
参考サイト(外部リンク): 視聴方法
以下のサービスに契約済みの方はテレビで藤井-藤原戦の生放送視聴可能です。
私も詳しくはありませんが、これらはみな「地上波」以外のテレビのサービスで、「ケーブルテレビ」というものだと思います。
上記のどれかを契約していれば、「囲碁・将棋チャンネル」をみることができます。
銀河戦は、囲碁・将棋チャンネルでやっている将棋番組の一つなのです。
テレビで観るのは、ケーブルテレビなどの契約を済ませていない場合はできません。
でもインターネットなら、有料ながら、今回の銀河戦予選の生中継を観ることができます。
「将棋プレミアム」のサービスを使って視聴できるそうです。
熱心な将棋ファンなら、普段使っている方も多いかもしれませんね。
「なんだ、いつも通りか」と思った方は申し訳ありません(_ _)
視聴するには、「将棋プレミアム」の「ゴールド会員」か「1day会員」になります。
これらの「有料会員」に登録する前に、まずは「無料メールマガジン」に登録を行います。
当日だと登録が殺到することが予想されるようで、前日までの無料メルマガ登録が推奨されています。
実は、藤井七段登場の銀河戦予選は、2017年にも生放送されていたのです。
私も1年たってから知りました(汗)。
当時は、藤井聡太四段でしたね。そして、当時の銀河戦は第26期でした。
対戦相手は平藤眞吾七段でした。藤井猛九段と四段昇段(棋士デビュー)が同期の棋士です。
藤井七段の銀河戦は、この平藤戦から始まったのですね。
今期は予選からの登場となっている藤井七段ですが、本戦に進出しての活躍をみたい、あわよくば優勝してほしい、というファンも多いと思います。
藤井七段が予選通過となれば、おおいにファンの気持ちが盛り上がることでしょう。
ここではそういう、藤井ファンの「テンションが上がるポイント」について私の独断(笑)で書きます。
藤井七段は四段時代、2017年の9月に初の公式戦連敗を経験しました。
そのときは豊島八段、井出四段に敗れたのでした。
しかし、井出戦の翌日にはNHK生放送で森内九段に勝っています。
その結果、3連敗を避けることができました。
今回も、似た状況です。王座戦で斎藤七段に負け、続けてNHK杯で今泉四段に負けた対局が放送されたので。
つまり、みかけ上は連敗しているようにみえるわけですね。
もちろん、記録上は違うし、藤井七段本人の感覚からすると、今泉戦はもうかなり前のことでしょうけれど。
なにしろ、NHK杯の対局日は、藤井七段が勝ちまくっていた時期のはずですから、今泉戦に関しては、たくさんの白星の中のたった一つの黒星です。
とはいえ、直前の対局、斎藤慎太郎七段との対局に負けていますし、その前の前の、増田六段との対局にも負けているという状況ではあります。
ですので、またNHK杯の森内戦のときのように、テレビ棋戦の対局を白星でかざり、強さをみせつけてほしいですね^^
藤井四段は、昨年の銀河戦本戦の2回戦で上村四段に負けています。
しかし、今期は上まで行ける可能性はかなりあると思います。
藤井七段は、フィッシャールールで行われるAbema TVトーナメントでの対局を経験し、早指しに磨きがかかっています。
現在までに放送された回では、藤井七段はAbema TVトーナメント無敗です。しかも近藤五段、橋本八段という強豪を相手にすばらしい将棋でした。
また、NHK杯で今泉四段に敗れたことで課題をみつけたようですから、(フィッシャー方式でない)通常の早指し棋戦に対してもさらに強くなっているとはずです。
Abema TVトーナメント本戦の収録もすでに終えています。どのような結果であっても、藤井七段のこと。必ず今後に活かしてくるでしょうから、銀河戦では鬼のような強さを期待してしまいます。
いかがでしたか?
今回は、藤井七段登場の銀河戦予選が生放送・中継されることを受けて記事にしました。
それにしても、藤井七段は全棋士参加棋戦で優勝している実績ある棋士ですが、予選免除ではないのですね。
このあたりの仕組みや、(今回の予選で勝てて出場することになった場合の)本戦のパラマストーナメントにおける藤井七段の位置などにも、注目したいですね。
予選はもちろん来期の本戦のためのものですが、今期の銀河戦も、本戦の最後の方の対局と決勝トーナメントはまだ未放送です。今期、誰が優勝者になるのか、それもまた楽しみなところですね。
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