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将棋のプロ棋士には、「王子」がたくさんいます。
しかも、皆さんかっこいいんです、ということを前に書きました。
【参考記事: 将棋界には「王子」の異名をとる棋士がたくさん?全員イケメン!】
その中で異色の王子が、「西のスイーツ王子」でした。
ちなみに、西のスイーツ王子・糸谷哲郎八段については、「パフェと将棋のコラボイベント」という
謎のイベントについて記事にしたときにも書きました。
【参考記事: A級棋士・糸谷哲郎八段が登場の将棋とパフェ(と哲学?)のイベントとは】
さて、将棋界には、「西の王子」と「東の王子」とがいます。
(西とか東というのは、関西と関東のことです。)
でも、「西のスイーツ王子」はいるのに、「東のスイーツ王子」がいないようです。
棋士でありながら、「食レポ」までこなしてしまう糸谷先生が圧倒的すぎるからかもしれません。
でも、東の棋士たちにも、スイーツが似合う方はいるように思えます。
ここでは、「第2回侍”(ザムライ)秋の陣」というイベントでやっていたスイーツの食レポをみて、
暫定的に(笑)、「東のスイーツ王子」を決めてしまいましょう!
さあ、スイーツが似合うカッコいい棋士は誰でしょうか(笑)。
その前に、「侍”秋の陣」とは一体何なのか、ご存じない方のために
説明しておいた方がいいかもしれませんね。
「侍”」は、「ザムライ」と読みます。
東京、東中野にあるお好み焼き屋さんです。
お好み焼き屋さんなのですが、将棋の普及のためのイベントも行っているという、
とても珍しいお店です。
イベントの趣旨は、棋士の対局姿をファンに間近で観てほしい、というもので、
棋士が座る座席のすぐ隣にお客さんが座って見学します。
2016年に開催された将棋イベント「侍”(ザムライ)秋の陣」は、お店で開催されました。
その翌年の2017年には、日本橋のセミナールームで開催されました。
2016年には20名だった定員数は、2017年には50名に増やされました。
なるほど、お好み焼屋で50名はさすがに無理でしょうからね(笑)。
しかし、お好み焼屋の店舗で開催された2016のときも、大盤が用意され、
大盤解説が行わるなど、最初から本格的なイベントでした。
第2回はさらにパワーアップして、指導対局などもありました。
そしてさらに素晴らしいことに、なんと、棋士が「おやつ」を食べる企画も!
そのとき、棋士たちが感想をおやつを食べた感想を述べたのですが、
それが「食レポ」みたいな感じで、楽しかったです。
ちなみに私がなぜこのイベントの様子を知っているかというと、
以前によくAbema TVで放送されていたからです。
結構前に視聴したので、記憶が薄れていますので、思い出せる範囲で書きますね(^^;)
まずは、早稲田大学経済学部出身の棋士、中村太地王座(肩書は当時)。
ニュース番組に出演したこともあり、非常に知的な印象がもたれています。
将棋界の「東の王子」とは中村先生のことですが、そう呼ばれる理由には、
ルックスの他に、知性の高さが気高いイメージにつながっていることがあるのかもしれません。
そんな中村太地先生ですが、ザムライでのおやつレポのときは、
周りの棋士たちを驚かせました。
食べたのは確か、チョコケーキか何かだったと思いますが、
コメントで、「エアリー感」とかいう言葉が飛び出しました!
エアリー感???
なんだが聞き慣れない言葉ですよね?
なんだかわからないけれど、難しげなワードが自然に飛び出すところが、
さすが中村先生だな、と感じました。
他の棋士たちの反応も、そんな感じでした。
解説すると(この機会に調べたんです^^)、エアリー感とは、
空気を含んだような、ふわふわな、という意味みたいです。
「空気」って、英語で「エアー」といいますからね。その形容詞型みたいな感じ?
普通は、ヘアスタイルに使われるようなのですが、中村太地先生は、
ケーキの食感を表現するために応用したわけですね。
学んだことを柔軟に活用していく、トップレベルの棋士とは、なるほど、こういうものなのか(感心)!!
それにしても、エアリーなチョコケーキって、なんだか美味そうな響きですねー(^-^)
特に食レポ対決、というわけではなかったと思うのですが、
中村王座(当時)に続く棋士たちにとっては、プレッシャーです。
中村太地先生の先代(?)の「東の王子」である阿久津主税八段は、
「エアリー感とかでてこないから」と、若干、食レポに対して及び腰な様子でした。
周りの棋士たちにあおられて結局、食レポをする阿久津先生。
とても素朴で素直なリアクションでした。
なんどもうなずきながら、ケーキを味わった後、「おいしいです」の一言。
シンプルですが、十分な説得力をもって、ケーキの魅力が伝わってきました。
たとえ難しい言葉を使わずとも、何かを伝えることはできる。
そのことを思い出させてもらった気がしました。
将棋界の8大タイトルの中で、一番新しい「叡王」。
その新たな将棋界の頂点に最初に立った、若手最有力棋士の一人が、高見泰地叡王です。
立教大学の出身で、歴史が好きな高見先生は、とても知的な棋士です。
大盤解説のときは丁寧で優しく、話が楽しいので人気があります。
ザムライのときは五段だった高見泰地先生が食レポしたのは、バームクーヘンでした。
ただのバームクーヘンではなく、ちょっと凝ったものでした。
確かベリー味とかだったと思いますが、層ごとに違う味(異なるベリー)になっているようでした。
横向きにして一層一層、順番に食べていくか、または縦向きにしてすべての層(味)をいっぺんに食べるのか、
2種類の選択肢があることを一瞬で見抜いていました。
未知の局面(お菓子)に遭遇したときに、すぐさま新しい「定跡」(食べ方)をつくってしまうという(笑)。
さすがですね(^^)
そしてそのことを、とても丁寧に解説していたのが好印象でした。
お菓子の魅力を伝えようと一生懸命に解説する、高見泰地(五段)。
そこには、いつもの解説のときと同じように、優しさやサービス精神が感じられました。
以上、3名を「東のスイーツ王子」候補として紹介しました。
これらの棋士の先生の中から、誰がこの異名にふわさしいか、決めてしまいましょう!
あくまで第2回侍”秋の陣を観ての判断ですが、
「東のスイーツ王子」として今回選ばせていただいたのは、中村太地先生です。
やはり、中村先生はコメントのレベルが群を抜いていました。
そのコメントの秀逸さ、それにそもそも「スイーツ」のつかない「東の王子」であるという点。
「東のスイーツ王子」として、これ以上説得力がある要素はないでしょう。
それと、中村太地先生なら、糸谷八段にも対抗できそう、というのもあります(笑)。
中村先生、高見先生ともに、タイトル戦での「おやつタイム」の経験があります。
王座戦、叡王戦でのおやつのチョイスなどから、「スイーツ男子レベル」を測ってみるのもいいかもですね^^
2017年に行われた棋士出演イベント、
第2回侍”(ザムライ)秋の陣では、おやつタイム的な時間が設けられていて、
棋士たちによるおやつレポートのコーナー(?)がありました。
Abema TVで放送されていた第2回侍”(ザムライ)秋の陣の映像で、
棋士たちのおやつレポのシーンも観たので、それをもとに、
誰が「東のスイーツ王子」にふさわしいか、勝手に決めてしまいました。
食レポにも、棋士それぞれの個性や魅力がでるもので、そういうのを観るのはとても楽しいですね。
皆さんは、どの棋士の「棋風」がお好きでしょうか(笑)?
なお、関東所属棋士の中には、他にもお菓子好きがいると思いますので、今回の決定(?)はあくまで暫定的なものです(笑)。
皆さんそれぞれに、「スイーツ王子」にふさわしい棋士は誰か、考えてみるのも楽しいかもしれません^^