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2018年3月15日、第67期王将戦7番勝負第6局が終わり、番勝負に決着がつきました。
結果は、久保王将が豊島八段に勝利して4勝目を挙げたことで、王将位を防衛となりました。
その戦いの中で、対局者が頼んだ「巣ごもりカレー」というメニューが話題になっているようです。
私も気になったので、調べをいれてみました。
目次(もくじ)
第67期王将戦第6局は「松本ホテル花月」で開催されました。
今回我々が注目している「巣ごもりカレー」は、そのホテル花月の中にある「喫茶室 八十六温館」が出しています。
ちなみに八十六温館(やとろおんかん)のネーミングの由来は、ドリップコーヒーを86度でいれるからだそうです。こだわりのコーヒー、いいですねー。
王将戦で巣ごもりカレーを頼んだのは、挑戦者の豊島八段でした。
初日、2日目ともに昼食にこのカレーを注文しています。
王将戦は2日制のタイトル戦です。タイトル戦では昼食休憩や夕食休憩における対局者の食事メニューが公開されます。
初日は夕食前に対局を中断し、続きは2日目からになりますので初日は「夕食休憩」はないので夕食メニューの公開はなしです。
2日目は普通は夕食休憩がはいるのですが、今回の第6局は終局が早かったようなので、夕食休憩はなかったようです。
ですので、豊島八段は、第6局の対局のすべての食事休憩に、「巣ごもりカレー」を注文したことになります。
よほど気に入ったのでしょうか?食べてみたくなりますね!
どのような具がはいっているのでしょうか?
根菜、牛肉入ったルーが特徴的です。旨味たっぷりだそうです。
さらにライスの上には温野菜がのっているそうです。健康的ですね^^
なお、写真がみたい人は下の方までスクロールしてみてください。
松本市では、毎年恒例のイベント「松本カリーラリー」が行われているそうです。
2018年で第4回となるこの企画は、カレーを食べてスタンプを集め、お得なサービスやグッズを手に入れるイベントだそうです。
参考サイト(外部リンク): 2018/02/01~03/31 第4回松本カリーラリー
(2021年1月追記: 元々のURLは”http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/events/20180201~0331-第4回松本カリーラリー”でしたが、リンク切れのようです。当時のリンク先に相当すると思われるページを見つけたので、そこにリンクしています。)
カレー屋さんだけでなく、麺のお店やピザ屋さんまで参加しているとのことで、面白いイベントですね!
2018年の開催期間は、2018年2月1日から3月31日までで、王将戦の対局日はこの期間に含まれていました。
今回は、ラリーの対象となるのは限定メニューのみ、というルールで行われています。
八十六温館の総料理長の須崎さんという方がそのために考案したのが、今回の「巣ごもりカレー」であるようです。
参考サイト(外部リンク): ホテル花月公式サイト
「巣ごもりカレー」、なんとなく聞くような聞かないような料理名ですよね(笑)。
なんとなくですが、卵とかが入ってそうな印象だったのですが???
色々なサイトで調べてみると、確かに世間一般にいう「巣ごもりカレー」とは、カレーの上に卵がのせられたものを指すようです。
真ん中に卵があって、それを囲う周りの食材が鳥の巣のようだから、ということみたいです。
さらに細かくいうと、次の2種類があります。
ちなみに、なんと「巣ごもりカレーパン」なる食べ物も存在するそうです!
これも基本的には卵がのっているカレーパンです。
ですが、より「鳥の巣」らしさを出すために、麺状の食材(?)を衣に使用するものもあるらしいです。徹底していますね^^
参考サイト(外部リンク): 2012 パングランプリ東京
ニュースサイトなどで公開されている写真をみると、喫茶室 八十六温館さんの「巣ごもりカレー」には、卵らしきものがみあたりません。
目玉焼きもゆで卵も、生卵すらなさそうです。
卵がないのだとするといったい、どのあたりが「巣ごもり」なのでしょうか?不思議ですね??
実は王将戦のスポンサーである毎日新聞の、将棋関連のツイッターアカウントから、明確な答えが発信されています。
カレーの具も、「筑前煮」と、明確に書かれています。さすがの情報力です。
#王将戦 第6局は昼食休憩に入りました。久保王将は、ざるそばと天丼、チーズケーキをセットにした「そばランチセット」。豊島八段は、カレーライスに添えた筑前煮の具材に酢をこもらせた「巣ごもりカレー」。 pic.twitter.com/TeqrJTBsg5
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) 2018年3月15日
どうやら、具材に酢をこもらせたから、「巣ごもり」、ということらしいです。
酢をこもらせたから、「巣ごもり」!
なんと、「巣」ではなくて「酢」だったのですか、納得。
いかがでしたか?
今回は「勝負めし」シリーズ(?)的な内容をお届けしました。
いつもと違って将棋や棋戦、棋士の話をほとんど書きませんでしたね(汗)。
でも、タイトル戦などの対局を通して知った食事そのものにフォーカスしてみるのも楽しいものですよね!
将棋ファンにとって、「タイトル保持者や挑戦者が食べたメニュー」は特別な存在ですからね。
もし知り合いにグルメ好きな人がいたら、棋士にも興味を持つとより趣味の幅がひろがっておもしろいよ、と是非教えてあげてくださいね^^