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A級での史上最大のプレーオフの影響でしょうか、順位戦への関心が高まっているように思います。
そう思うのは、私が最近スマートフォンにニュースアプリを入れたばかりだからで、気のせいかもしれませんが(笑)。
目次(もくじ)
名人挑戦決定戦であるA級プレーオフ以外では、やはり一番の注目は、藤井六段のいるC級2組でしょうか。
2018年3月15日のC級2組最終局を前に、期待感高まる感じを記事にして伝えたいと思います^^
C級2組順位戦は、藤井四段(当時)が、ラス前で五段昇段を決めたことで大きく注目を集めました。
最終局は、藤井現六段の全勝がかかっています。
中学生順位戦昇級・昇段だけでもすごいのですが、しかも全勝となるとさらに驚愕ですね。
他のC級2組の棋士たちはみなさん2敗以上ですので、すでに藤井六段はトップでの昇級が決まっています。
ですので、最終局の勝ち負けは来期の順位に影響はなさそうです。
とはいえ、全勝してさわやかな気持ちで今期順位戦を終えたいところでしょうね。
最終局での藤井六段の対戦相手の三枚堂達也六段は、若手有望棋士の一人です。
ラス前までの成績は5勝4敗の勝ち越し、さすがです。
そはいえ、2敗や3敗の棋士もたくさんいます。
ですので、来期C級2組に向けて、少しでも順位を上げるためにも、最終局を勝ちたいところですね。
ここで勝てば一気に注目の棋士になるに違いありません。
私は基本的に中立な立場をとっていますので(笑)、どちらかの棋士だけを応援しているわけではありません。
そこでここでは、藤井六段、三枚堂六段、あるいは藤井ファン、三枚堂ファンそれぞれの立場を想像し、今回の対局で勝ちたい、あるいは勝って欲しい理由を勝手に挙げてしまいます(笑)。
まずは藤井六段から。
第2回上州YAMADAチャレンジ杯のベスト4進出をかけた対局で、藤井四段(当時)は、三枚堂四段(当時)に負けています。
しかも三枚堂四段(当時)はその後勝ち数規定により五段昇段を決め、その第2回上州YAMADAチャレンジ杯で優勝を決めています。
若手を対象とする棋戦であることもあり、藤井ファンとしては、藤井四段(当時)にデビュー後初の棋戦優勝を飾って欲しかったことでしょう。
また、三枚堂六段は層の厚い若手棋士の一人であり、藤井六段がタイトルを目指すために越えていかなければならない世代です。
リベンジに期待大ですね。
三枚堂達也先生は、現在六段です。上州YAMADAチャレンジ杯の藤井戦の時点では四段でしたね。(決勝戦では五段でした)
いつ六段に昇段したかというと、2017年11月24日で、昇段理由は竜王ランキング戦連続2回昇級でした。
前期の竜王戦6組からの5組への昇級に続けて今期竜王戦5組からの4組への昇級を決めたことで、六段への昇段を決めたのです。
藤井六段は来期で早くも七段に昇段できる可能性があります。
実はその、藤井六段が来期に七段昇段するための条件が、竜王ランキング戦連続2回昇級なのです。
来期竜王戦5組からの4組への昇級を決めれば藤井六段は藤井七段になります。
ここは是非、今期竜王戦5組からの4組への昇級を決めた三枚堂六段にあやかりたいところですね。
もちろん、勝てば相手と同じことができるとは限りませんが、なんとなく気分的にいけそうな気がしてきますからね^-^
次に、三枚堂六段側の視点です。
高見六段と三枚堂六段は非常に仲がいいです。
お二人のツイッターでたまにシェアされる写真をみると、お二人の友情が伝わってきます。
その高見六段は今期C級2組順位戦で藤井四段(当時)に負けています。当時はまだ高見五段でしたが。
上州YAMADAチャレンジ杯での三枚堂-藤井戦は順位戦の高見-藤井戦の前でしたし、同じ順位戦の舞台で三枚堂六段は仲のいい高見先生のリベンジを果たしたいところでしょう。
高見六段や佐々木勇気六段と仲良しな三枚堂六段は、てっきり石田九段門下だと思っていました。
ところが、三枚堂六段の師匠は内藤國雄九段です。
今期の藤井六段は、記録4部門ですべて1位になり、「記録四冠」となりました。
内藤國雄九段は、その記録4部門すべて制覇した最初の棋士です。つまり内藤國雄九段は最初の記録四冠です。
師匠と同じ実績をもつ藤井六段。三枚堂六段としては、是非勝って藤井六段の「記録四冠」パワー(?)をわけてもらいたいところですね。
そして将来師匠と同じ「記録四冠」に輝くことで「恩返し」の代わりとしたいところです。
いかがでしたか?
今回は、藤井六段が勝てばC級2組順位戦全勝となる、最終局・藤井-三枚堂戦が注目です、という話を書きました。
これまでの戦いや、三枚堂六段の六段昇段理由その他を絡めて、今回の戦いをよりドラマチックにとらえようと試みました。
ちょっと強引なこじつけが多かったかもしれませんが(汗)
この他、C級2組順位戦は2敗組の誰が昇級者になるのかが結構注目です。藤井六段がすでに1枠をとったので、残り2枠が争われます。
都成四段と増田五段が自力で昇級の目があり、彼らよりも順位の低い2敗組には他力昇級のチャンスがあります。
佐々木大地四段や大橋四段、今泉四段の昇級の目もあります。確率的には厳しいのですが、もしもこの3名の誰かの昇級が実現すれば「一期抜け」となります。