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2019年のニコニコ超会議とイベントで行われたことで、
多くの人が「人間将棋」というものを知るようになったと思います。
人間将棋は、一見とても斬新な企画のようにも思えますが、
実は由緒正しい行事(?)なのです。
将棋の聖地である山形県天童市で長年開催されています。
今回は、人間将棋に興味がでてきた方のために、
人間将棋のイベントが行われる地域と、
1年のうちのどの時期に開催されるのかについて、
まとめてみたいと思います。
人間将棋が行われている地域ですが、
以前に、棋士の渡辺明・現ニ冠が将棋中継で解説者として出演された際に、
少し話しておられました。
確か、その話によると全部で3か所ある、とのことでした。
その3か所とは、天童・姫路・関ヶ原です。
このうち、伝統的なのは天童のもので、
他は、比較的最近になって開催されるようになったという話だったと思います。
その中継というのは多分、2018年の4月か5月ごろのものでした。
その後、人間将棋は、倉敷でも開催されました。
天童・姫路・関ヶ原・倉敷で行われる人間将棋。
まずは天童の人間将棋から順にみていきます。
天童で行われる人間将棋ですが、どういうイベント名で行われているのか?
それは、「天童桜まつり人間将棋」というものです。
「天童桜まつり」という、天童市で春に行われる
一連のイベント(将棋以外も含む)の一環として開催されています。
「天童将棋駒まつりin天童」という企画も同時開催されているようです。
2020年以降の参考のために、2019年の日程を載せておきましょう。
2019年の天童桜まつり人間将棋は、なんと、64回目の開催だったそうなのですが、
その第64回天童桜まつり人間将棋は、
2019年4月20日(土)・21日(日)
に開催されていました。
人間将棋は近年、天童以外の地域でも行われるようになったと書きました。
その地域の一つが、姫路です。
2015年に姫路城がグランドオープンした際に、
それを記念にして人間将棋が行われるようになったようです。
ちなみにこの「グランドオープン」という言葉の意味は、私にはよくわかりませんでした(_ _)
イベントの名前ですが、「人間将棋 姫路の陣」です。
開催日程は、11月ごろ、という感じですかね。
2018年の人間将棋姫路の陣の開催は、
2018年11月10日(土)・11日(日)
でした。
関ヶ原の人間将棋は、「『天下分け目の関ケ原』東西人間将棋」というイベント名です。
関ヶ原というのは昔、江戸時代が始まる直前の時代に、
石田光成率いる「西軍」と徳川家康率いる「東軍」が、
天下をかけて戦った場所です。
人間将棋は、それにちなんだイベントとして行われている感じみたいですね。
実は、関ヶ原では地域を盛り上げるために「武将シリーズ」というイベントを開催しているのですが、
人間将棋の企画も、そのシリーズの一環として行われています。
初の開催は、2017年の10月だったのですが、
2018年は5月でしたし、2019年も5月の開催です。
どうやら、5月の開催が定着したという感じですかね。
2019年の開催日程は、下記の通りです。
2019年5月25日(土)・26日(日)
に行われます。
人間将棋の中で、(超会議のを除けば)一番新しいのが、倉敷の人間将棋です。
岡山県倉敷市は、将棋界の巨匠であった大山康晴15世名人の出身地で、
「全国小学生倉敷王将戦」という大会が毎年倉敷で行われるなど、
将棋に関わりの深い土地です。
イベント名は、「源平藤戸合戦~人間将棋の巻」です。
「源平合戦」は、かつて源氏と平氏が戦った合戦のことですね。
鎌倉時代が始まる前の時代の出来事で、やはり天下を左右する戦いでした。
「源平藤戸合戦~人間将棋の巻」が行われたのは、
2018年11月17日(土)・18日(日)
でした。
恒例の行事となるのでしょうか?注目ですね。
伝統的な人間将棋が行われている地域と開催の日程についてまとめました。
天童、関ヶ原、姫路、倉敷。
そして、「ニコニコ超会議」が行われた幕張。
私の知る限りでは、日本全国の中で、人間将棋が行われたのは、
この5か所のみ、です。
私の個人的な感覚になりますが、高校や大学など、学校の文化祭とかで
行ったら、とても盛り上がりそうな気がするのですが、どうでしょうかね(^-^ )。