第68回NHK杯将棋ベスト4の羽生・丸山・郷田・森内九段のすごさ

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2018年度のNHK杯テレビ将棋トーナメントが
大詰めをむかえています。

 

準決勝進出棋士の全員が羽生世代ということで、
とても注目されているみたいですね!

 

 

長い間将棋界のトップに君臨してきた羽生世代。
最近になって若手棋士たちが台頭してきていて、
苦戦を強いられていたと思いますが、
ベスト4独占という出来事は、
「羽生世代健在」を意味しています。

 

今回は、今期のベスト4棋士たちに注目して、
下してきた相手等の観点から、そのすごさを
チェックしてしまいましょう(^^)

 

 

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第68回NHK杯将棋ベスト4進出棋士は?

 

というわけで、今回の第68回NHK杯で準決勝に進んだ
ベスト4棋士をチェックしていきましょう。
最初に書いたとおり、全員羽生世代、
学年が一緒で、現在48歳くらいの棋士たちです。

 

わかりやすくするために、準決勝戦の対戦カード、
という形で書いておきましょう。

 

 

羽生善治九段vs丸山忠久九段 (2019年3月3日放送)
森内俊之九段vs郷田真隆九段 (2019年3月10日放送)

 

 

ついでに放送日も書いたので、決勝の日程についても。
2019年3月17日が決勝戦の放送になります。
NHK杯なので、曜日はすべて日曜日ですね。

 

まだまだ強い!羽生善治九段

この4名のうち、羽生九段はつい最近まで
将棋界最大のタイトルである竜王を保持していた
いわずとしれた将棋界の第一人者です。
無冠になり、「九段」の肩書きを名乗ることになりましたが、
将棋界の上位層である、A級棋士の一人であり、
A級順位戦でも好調で、名人挑戦の可能性も残っており、
まだまだ「羽生強し」の感があります、

 

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羽生善治九段は豊島ニ冠を破ってのベスト4入り

 

羽生九段を無冠に追いやったのは、複数名の
若手棋士たちです。
その一人が、羽生竜王(当時)から棋聖のタイトルを
奪取して初タイトルを手に入れた、
豊島将之・現ニ冠です。
羽生先生との棋聖戦の後も、
王位というタイトルを手に入れニ冠になり、
A級順位戦では、ただ一人1敗をキープしている
つわものです。

 

 

羽生九段はなんと、この豊島ニ冠を破ってベスト4進出を
決めたのでした。

 

しかもその豊島ニ冠との準々決勝戦には、
菅井竜也七段に勝っての進出でした。
菅井七段とは、王位のタイトルを奪った棋士です。

 

 

羽生先生はこのように、自分を無冠に追いやった若手棋士たちを
倒して、ベスト4入りを果たしているのです。

 

こうして考えると、まだまだ羽生善治九段の時代は終わらない気がしてきますね。

 

強敵を次々下してきた丸山忠久九段

 

その羽生善治九段の準決勝の対戦相手が、丸山忠久九段です。
元名人で、竜王戦ランキング戦でも素晴らしい活躍をしてきた棋士です。

 

現在は順位戦でB級2組在籍で、昇級の目もありませんが、
今期のNHK杯で勝っていた相手がすごいです。

 

 

注目すべきは、斎藤慎太郎・現王座、山崎隆之八段、
そして久保利明王将(当時)です。

 

山崎隆之八段は前回のNHK杯の覇者ですし、
丸山忠久九段は今期、
棋戦優勝者やタイトルホルダークラスの相手を
倒してきたことになりますね。

 

 

絶好調といっていいのではないでしょうか?
羽生-丸山戦はとても楽しみですね。

 

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郷田真隆九段は竜王に勝っての進出!

 

郷田九段もまた、強敵を下してのベスト4入りでした。

 

準々決勝の対戦相手は、広瀬章人竜王です!
羽生善治先生から最後のタイトル、竜王を奪取し、
無冠に追いやった棋士でしたね。

 

広瀬竜王も、A順位戦で2敗という上位の成績できています。
2018年度、将棋界で一番強かった棋士の一人ではないでしょうか?

 

 

そんな広瀬竜王に勝ってのNHK杯準決勝進出の意味は大きいですね。

 

郷田九段は、つい最近、2017年までは
王将のタイトルを保持していたトップ棋士。
久保九段に奪取されたとはいえ、
その後、王将となった久保九段も絶好調でしたから、
かなりの強敵だったわけです。

 

今期B級1組順位戦でも、郷田九段は昇級の目こそないようですが、
それでも、ここまで6勝5敗と勝ち越し。
「鬼のすみか」でこれだけ戦えているのは実力が健在な証拠です。
今後の活躍にも期待してしまいますね!

 

森内俊之九段も強敵を下しての進出!

 

森内俊之九段は、永世名人資格保持者で、
羽生先生の一番のライバルとして
タイトル戦を何度も戦った棋士です。

 

順位戦でA級から降級した後、「フリークラス宣言」を
したため、現在はフリークラス棋士です。

 

この数年は勝率も低迷し、不調のようにも思えました。
しかし、竜王戦ランキング戦2組で、
千葉幸生七段という強敵に勝つなど、
まだまだトップ棋士としての力は健在。

 

 

今期NHK杯では、やはり難敵に勝って
ベスト4まで上がってきました。

 

森内九段と同じ永世名人の谷川九段は、
若手有力棋士の佐々木勇気七段や
稲葉陽八段を破って勝ちがるという
好調ぶりでした。
その谷川九段を下し、とても強い若手棋士である
三枚堂六段にも勝って、森内九段は
準決勝進出しました。
渡辺棋王に勝って上がってきた三枚堂六段に勝った意味は大きいですね。、

 

 

森内九段の場合は、上の世代、下の世代、両方の強豪を破って
勝ち進んだわけですが、そういうあたりも、羽生世代の存在感が際立ってますね。

 

郷田九段と森内九段の将棋には、独特の味わいがあるので、
個人的には、棋譜がでるのがとても楽しみです。

 

まとめ

 

2018年度のNHK杯は、上位4名が、かつて将棋界のトップを独占していた
「羽生世代」の棋士たちとなりました。

 

 

今、将棋界の若手棋士の層が厚くなり、
将棋界の勢力図を塗り替えようとしているようですが、
今期NHK杯の活躍ぶりは、そう簡単にはいかないことを
意味しているのかもしれません。

 

まだまだこれからも羽生世代は、若手棋士たちにとって
大きな壁となり続けるのでしょうか?
今後の展開が楽しみですね

 

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