祝・飯野愛女流1級昇段!2017年度指しわけにより女流初段に!

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読者の皆さまは、NHK杯のサイトで、2018年度の棋譜読み上げ係のメンバーをご覧になりましたか?

最近AbemaTVにかなりの頻度で登場していた和田あき女流が新たに加わり、普段中継で観戦を楽しむ将棋ファンには嬉しい知らせとなりました。

そして、ここからが本題なのですが、サイトをみた人はきっと、飯野愛女流初段と書かれていることに気づかれたでしょうね。

新年度は、飯野愛女流1級改め、飯野愛女流初段として活動されます。

昇段おめでとうございます!
 

 

 

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飯野愛女流初段誕生!どの昇段規定による?

 

このブログでは、棋士の昇段や女流棋士の昇級・昇段に関する記事を書いてきました。

女流初段昇段規定についても、武富女流についての話が出た際に少し触れました。

でも、今回の飯野女流の昇段に関係のある規定は武富女流のとは違いますので、ここで説明する必要がありますね。

 

年間指しわけの成績で女流初段に上がれる

 

飯野女流に適用された昇段規定は下記の通りです。

 

  • 女流1級昇級後年度成績指しわけ以上(7勝以上)

 

指しわけという用語は前にも出てきましたが、勝ちと負けの数が同じということです。

「指しわけ以上」であれば、白星と黒星の数が同じか白星の方が多い、という意味になります。

 

かっこ内の「7勝以上」というのは、休場などで対局数が少なかった場合には昇段できない、という意味だと思います。

 

2016年度に比べて大きく勝率アップしていた

 

指しわけは勝率でいえば、勝率5割以上ということです。

飯野女流は、2014年に女流1級に昇級したのですが、それ以来、ずっと勝ち越せずにいたことになります。

勝ち越しというのは、勝ち数が負け数よりも多い、という意味です。

 

それどころか、かなり苦戦していたようです。

2016年度の飯野愛女流1級(当時)の勝率は、約0.22。2勝7敗という厳しい結果でした。

それに比べると、2017年度は少なくとも勝率0.5はあるはずですので、なんと2倍以上になりました!

苦しい時期を乗り越えての昇段、おめでとうございます!

 

AbemaTVでタイトル戦の大盤解説の聞き手のお仕事をたくさんやった効果でしょうか。

我々が中継を視聴している間に、女流棋士の方たちもさらに力をつけていっているのかもしれません。

そう考えると、女流棋士の水面下での進化という視点で中継を観る新しい楽しみが発見できそうです^^

 

飯野女流の女流初段昇段に関連する話題

 

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さて、昇段規定や以前の成績について触れてきましたが、いま一つ飯野女流らしさ(?)や魅力を伝えきれていませんね(汗)。

もう少しだけ掘り下げてみたいところですね^^

 

もう一人のサラブレッド、塚田女流より先に昇段!

 

飯野女流といえば、AbemaTVの独自企画「花の3番勝負」で登場した女流プロの一人でしたね。

女流の先生方は普段テレビやインターネット番組では聞き手や司会としての出演がほとんどですが、主役である対局者としての女流棋士が観られる嬉しい番組でした。

 

 

花の3番勝負・第2局では、塚田恵梨花女流と勝負しました。

プロ棋士の娘同士の対決ということで注目の一局でしたが、実際、相穴熊の長手数の将棋で、白熱していました。

 

飯野女流は残念ながら敗れてしまい、最後は「投了のタイミングがわからず長引いてしまった」というかなりネガティブは発言も出たほどでした。

飯野ファンならかなり心配になるところでしたが、高見先生のフォローが素晴らしく、いつもの飯野女流に戻ってくれたことは以前書いたとおりです。

 

でもやはり、ご両親ともに将棋のプロ、つまり棋士の父と女流棋士の母をもつ塚田女流は、強い、という印象を受けました。

攻め将棋と受け将棋をご両親から受け継いでるという山口の女流の説がでるほどに、バランスのいい将棋を指せるサラブレッドです。

実際、年末ごろの塚田女流は、年度内の昇段を目指していたそうです。

 

ところが、その塚田女流は、年度内の昇段はならなかったようです。

直接対決でこそ負けてしまった飯野女流ですが、塚田女流よりも先に昇段を決めたことで、公式戦での雪辱も期待されますね。

またサラブレッド対決をみたいですね^^

 

昇段できなかった塚田女流は、年度が変わってこれまでの成績がリセットされた状態から再び女流初段を目指すことになりますが、是非頑張って欲しいですね!

聞き手などでも人気の女流棋士の皆さんですが、お互いに切磋琢磨して公式棋戦で活躍する姿にも注目していきましょう^^

 

2017年の年度末まで女流1級として活動!

 

飯野女流は、2017年度末である2018年の3月31日にもお仕事をされていたそうです。

昇段は4月1日づけなので、女流1級として最後のお仕事だったそうです。

 

普及のお仕事で、指導対局をされていました。

将棋教室でのお仕事で、なんと飯野女流の写真つきのブログが公開されています。
参考サイト(外部リンク): 大野教室女流棋士イベント 飯野愛女流1級
 

 

その日にスケジュールが組まれたのは偶然かもしれませんが、慣れ親しんだ女流1級という肩書きになごりを惜しむようにして1日を過ごされたのだと思います。

なんとなくですが、飯野女流らしさが出ているエピソードという気がします^^

 

まとめ

 

いかがでしたか?

 

今回は、飯野女流の女流初段昇段記念の記事でした。

昇段規定や飯野女流の過去の成績、ライバル(?)塚田女流より先の昇段となったこと、4日1日づけの昇段であることに関係した話などをとりあげてみました。
 

個人的には、棋士の昇段規定も最近勉強したばかりだったので、これをきっかけに女流棋士の昇段規定も含め、勉強・復習をしていこうとおもいました^-^
 

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