藤井聡太七段の多忙な4日間?王座戦にAbemaTV、竜王戦で東西に

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2018年6月18日(月)に大阪で発生した地震により、大阪では大きな被害がでました。

被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

まだ余震が続いているということで、不安な時間が続いていることとお察しします。

少しでも早く平穏な日々を取り戻すことができますように。

 

2018年6月22日(金)に、藤井聡太七段は王座戦本戦で深浦康九段に勝利し、タイトル初挑戦まで残り2勝となりました。

そしてその翌週の2018年6月25日(月)には、竜王挑戦を目指し、竜王戦の決勝トーナメントの最初の対局、都成竜馬五段との勝負に臨みます。

 

報道されているところによると、この2つの重要な公式戦の間に、非公式戦である「Abema TVトーナメント」の収録が行われていました。

収録日は、2018年6月23日(土)でした。

 

藤井七段は将棋のプロ棋士であると同時に現役高校生でもあるので、このスケジュールは中々ハードなものがあると思います。

以下でもみるように、22日から25日まで、忙しい4日間となったものと思われます。

しかも実は、この「大変な4日間」は、「大変な1週間」になっていたかもしれなかったのです。
 

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対局の場所は東京と大阪

 

藤井七段は名古屋在住の棋士で、対局のときは東京か大阪に移動しなければなりません。

ちなみに当然ながら高校も名古屋にあります。

 

対局は、公式戦については基本的には東京か大阪にある将棋会館で行われます。

もちろん例外もありますが。朝日杯は普段と違った場所での開催でしたね。

 

一方、AbemaTVの企画の場合は非公式戦ですので、対局場所は将棋会館ではありません。

以前の企画である「AbemaTV 炎の7番勝負」は東京渋谷で行われたと公表されています。

また、タイトル戦の中継などでも、AbemaTVの中継は東京で行われていることを示唆する発言を解説者や聞き手がしているのを聞いたことがあります。

このことから、今回の企画「AbemaTVトーナメント」も東京で収録されたのだと思います。

 

ただ、そうだとすると、なぜ関西所属の斎藤慎太郎七段が解説者として登場されていたのかが、ちょっと不思議なのですが(?)。

ちなみに、AbemaTV将棋チャンネルを観ていてよく不思議に思うのが、関西の棋士であるはずの西川和宏六段が結構よく解説者として登場することだったりします。

村田智穂女流についても同様のことがいえます。

 

深浦九段との王座戦ですが、千駄ヶ谷の東京将棋会館で行われました。

深浦先生は九州出身ですが、現在は関東に在住なのでしょうね。格上の深浦先生が関東の棋士なので、東京での対局だったということでしょう。

これが金曜日。そして土曜日に同じく東京でAbemaの対局が行われました。

 

そして月曜日の竜王戦本戦ですが、これは関西での対局となります。

藤井七段、都成五段、ともに関西所属の棋士であるため、大阪福島の関西将棋会館が対局場所となったわけです。

 

移動も含めたスケジュールは?

 

このように、名古屋から東に、そして西へと、対局をしにいく藤井聡太七段ですが、移動の日程はどのような感じなのでしょうか?

 

まずここでおさえておきたいのは、以前にもこのブログで紹介したことのある、師匠・杉本昌隆七段の教えです。

それは、「対局の前日までに東京/大阪入りしておきなさい」というものでした。

 

この教えを忠実に守っているであろう藤井七段は、次のような日程での移動・対局となったと考えられます。

  • 6月21日(木)に名古屋から東京に移動
  • 6月22日(金)は東京で対局後に宿泊
  • 6月23日(土)は東京で非公式戦の対局
  • 対局後に名古屋に帰宅(23日か24日?)
  • 6月24日(日)に名古屋から大阪に移動

 

このようになると思います。

25日(月)の対局は、竜王戦なので持ち時間は双方5時間ですね。

熱戦が期待されますし、感想戦まで含めて、夜中までかかる可能性も高いです。

そうなると終電までに帰宅できるかどうか。移動は26日になるかもしれません。

 

こうして考えると本当にすさまじいスケジュールですよね。すでにタイトル保持者並みに忙しいのでは?

それでもAbemaTVトーナメントの収録の際には、「疲れは感じない」というようなコメントをしていたそうです。藤井七段、本当にとても格好いい高校生ですね^^

 

延期になっていたC級1組順位戦初戦

 

藤井聡太七段は、6月19日(火)に、増田康宏六段の師匠である森下卓九段と対局する予定でした。

舞台は順位戦C級1組の1回戦です。

 

この対局は、前日に大阪で起きた地震の影響により延期されました。

 

もしもこの対局が行われていたら藤井七段は、18日(月)に移動し、19日か20日に帰宅し、21日にまた移動という、大変な1週間をすごすことになっていたことになりますね。

将棋連盟が震災に対して対局延期の措置をとったことは賢明であったと思います。

地震の翌日では、いくら棋士が高い集中力や強靭な精神力をもっているとしても、どうしても気になったり動揺したりがあるでしょう。

その上これほどのハードスケジュール(ほぼ休みなし)が続いてしまうと、不調になってしまってもおかしくはありません。

今回の連盟の対応の背景には、藤井七段という若くて素晴らしい才能を大切にしようとする配慮もきっとあっただろうと思います。そう、将棋界は温かくて素晴らしい業界なのです^^

 

まとめ

 

いかがでしたか?

 

今回は高校生棋士・藤井聡太七段の多忙な日々について書きました。

公式戦だけでも忙しいのに、非公式戦であるAbemaTVトーナメントまでこなしているのがすごいですね。

AbemaTVトーナメントでも結果もだしているというのがまた素晴らしいです。

 

対局による授業欠席で学業の方も大変だと思いますが、自身の高い目標目指して、大切な公式棋戦にベストなコンディションで臨んでいってほしいですね!

 

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