将棋の免状とは?申請の方法や必要なもの・料金などについて

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今回のテーマは将棋の(アマチュアの)免状についてです。
 

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将棋ファンなら、免状というものに憧れますよね。

 

  • 将棋の免状とは何か?
  • 将棋では免状って必要なの?
  • 免状を申請する資格とは?
  • 免状の申請に必要なものや料金は?

 

この記事では、上の点について説明しています。

 

 

 

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免状とは?一般的な話

 

最初に、将棋に限らず、そもそも、一般に「免状とは何なのか?」という話をしておきます。

将棋の免状にしか興味ない方は、ここは飛ばしても大丈夫です!

 

免状とは免許の証?資格の意味も

 

免状とは何なのでしょうか?
我々の普段の日常生活の上では、あまり聞き慣れない言葉ですね。

 

「コトバンク」というサイトによると、免状という言葉には次の意味があります。

 

免許の証として授与する文書。免許状。

 

免許の証(あかし)ということで、免状の持ち主は何かを許可された人、ということになりますね。

要は免状取得とは何かの資格取得のことでしょう。

 

軽く調べてみたところ、教員免許のことも免状というそうですし、

危険物取扱などの資格取得の証明書なども免状と呼びます。

 

ツイッターで「免状」で検索すると、そうした

実用的な資格の証明書の意味での「免状」についてのつぶやきも出てきますね。
 

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将棋の免状とは?

 

では、将棋における免状とは何でしょうか?

 

将棋の有段者の資格

 

日本将棋連盟のサイトによると、

免状とは、入段した人の棋力を公認のものとするために、将棋連盟が発行するものだそうです。

 

つまり、有段者としての資格を証明するものなわけですね。

初段から高段までですので、結構幅がありますね。

 

 

免状取得者は、「将棋連盟台帳」に記載され、名前が保存されるそうです。

 

あと、雑誌「将棋世界」にも、毎月の免状取得者のお名前が掲載されますね。

 

会長・名人・竜王の直筆署名入り!

 

免状には、「将棋連盟を代表する棋士」として、

連盟会長と名人、そして竜王の自筆の署名が入ります。

豪華ですね!

 

名人竜王というのは、プロの将棋の世界で一番将棋の強い人たちです。

 

また、将棋連盟の会長というのも、すごい棋士がなるものです。

歴代の会長たちは、過去に将棋界のトップで戦ってきた棋士ばかりです。

現役で将棋界の上位で活躍中の棋士が会長であることもあります。

現会長の佐藤康光九段もそうです。

 

免状は有段だけ!級位者には認定状が!

 

免状は有段者に発行されるものですので、残念ながら、級位者には免状はありません。

 

しかし、級位者でも「級位認定状」というものを取得することができます。
免状よりはかなり安いので、最近将棋を始めた方や、

昔からやっているけれど本格的にやる時間がない方などにはおすすめかもしれません。
 

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将棋を続けるため免状は必要?

 

免状は、有料で取得するもので、結構な高額です。

私も長い間知らなかったので、調べたときは、

「こんなにするのか!」と思いました(笑)。

 

でも大丈夫です。

結論からいうと、免状の取得は別に必須ではありません。
昇段したからといって免状取得しなければならないわけではありませんので、

安心して昇段してください(笑)。

 

以下では、もう少しだけこのあたりの話を詳しく書いてみます。

 

免状が高くて将棋やめた人の話

 

免状取得は将棋の継続に必須ではない、ということを説明したていきたいのですが、

その前に、個人的に非常にもったいないと思う話を紹介します。

 

昔、学校の先生から、聞いた話です。
その先生のご家族が将棋をやっていたのだけれど、

免状の値段が高いのでやめてしまったのだそうです。
そのご家族は、おそらく昇段する度に免状を取得していたようなのですが、

途中で免状代を払うのが馬鹿馬鹿しいと思うようになったらしいです。

 

正直なところ、

有段者として順調に昇段していっているのであれば、多少高い料金を払ってでも、昇段するごとに免状を取得する価値はあるとは思います。
将棋で段が上がることは非常にすごいことですし、

免状にはトップ棋士の署名が入るから、かなり励みになると思います。

 

それでも高いと感じるのなら、取得しなければいいだけの話です。

後で説明するように、免状を発行するには、わざわざ手続きをする必要があるので、

むしろ取得しないという選択の方が楽にできるものです。

なので、先生のご家族は、将棋をやめるという選択は、

とてももったいないものだったな、と今では思います。

 

免状なくても有段者として対局可能

 

さて、免状の料金がかなり高いことは確かで、そう思う人は、

別に無理して免状を取得する必要はない、という話でしたね。

 

 

かくいう私も、「免状」というものの存在自体、普段はほとんど忘れて過ごしています(笑)。

 

というのは、道場での段位は、基本的に自己申告で大丈夫ですし。

少なくとも、私のように千駄ヶ谷の道場で段位を認定されたことがあれば、

どこの道場でも有段者として指せると思います。

 

インターネット将棋や、雑誌などの検定でとった段位の場合は、

リアルの道場での扱いがどうなるかについては、

私は残念ながらよく知りませんので、道場の方にたずねてみてください。

 

有段者の証拠は認定証で十分

 

私が段や級を取得したことがあるのは、千駄ヶ谷の将棋会館の道場です。

(その後、新宿将棋センターでも段位の認定を受けました。)

 

千駄ヶ谷の道場では、級や段が認定されると、認定証をもらうことができます。

(新宿将棋センターでも同様です。)

 

もしもご家族や知り合いに、有段者であることを自慢したければ(笑)、

認定証をみせればいいと思います。
実力を証明するものとしては、認定証も免状も違いは特にありませんので。

 

ただ、認定証は名刺くらいの大きさの紙ですので、

免状よりもなくしやすいので注意しましょう。

私は以前は、財布か定期入れに入れて持ち歩いていました。

友だちに段位の認定証をみせたら感心されましたねー(^^)。
 

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将棋の免状を取得するには?

 

さて、無理に免状を発行しなくてもいいとはいっても、

やっぱり欲しい、という気持ちもよくわかります。

 

では、免状はどうやったら手に入れることができるのでしょうか?

 

必要な金額手続きのしかたを把握しておく必要がありそうですね。
また、当然ながら、免状を取得するために有段者であることを証明する必要があります。
ですので、どうやったら、有段者としての資格を得られるかも知っておきましょう。

 

まず免状申請資格を手に入れよう!

 

免状は、段位の資格を公認するものです。

「公認」というからには、免状を得るためにはその資格をなんらかの権威によって認めてもらう必要があります。

 

免状を手に入れるには次のいずれかの方法で段位を認定される必要があります。

 

  • インターネットで認定を受ける
  • 棋士あるいは指導員の推薦
  • 支部会員特典
  • 将棋会館道場での認定
  • 雑誌や新聞、テレビの認定問題による認定

 

上記は、日本将棋連盟のサイトに掲載の情報をまとめたものですので、より詳しくは連盟サイトでご確認ください。

最初の項目は、インターネット将棋道場のことでしょうね。

私も、「将棋ウォーズ」のマイページに免状発行できます、みたいなお知らせをみたことがあります。

ウォーズからは、認定状についてもお知らせがきた記憶もありますね。

 

将棋会館以外の道場、いわゆる「町道場」で段位を認定された場合は、推薦をもらえるように相談することになるのだと思います。
実際、免状の取得方法を相談してきたお客さんに対して、席主さんが、プロの先生に推薦を頼むととれるよ、という説明をしていました。

 

免状申請の手続き

 

免状の申請方法ですが、日本将棋連盟のサイトによると、

インターネットで申請する方法と郵送で申請する方法があります。

 

申請手続きの方法によって、購入(支払い)手続きも変わってきたりするので、

どの方法を採るかは支払いの利便性とかで決まってきそうですね。

 

まず、インターネットでの申請の中でも、通販サイトからの申請についてです。

通販サイトでの申請の場合、楽天かヤフーの将棋連盟オンラインショップから購入手続きをします。

 

郵送の場合は、申請書による申請になります。
この「申請書」を手に入れる方法ですが、今回ちょっと確認できませんでした。
追って調査していきたいですね(笑)。

 

 

楽天、郵送どちらの場合でも、クレジットカードや銀行振込、郵便振替など、色々な支払い方法があります。

 

楽天の場合は、さらにコンビニ決済もあります。
(ヤフーの場合は連盟サイトに記述がないのでわかりません。後述の将棋倶楽部24からの申請についても、わかりません。)
郵送の場合は、現金書留による支払いも利用できます。

 

 

いずれの場合も、認定の証として必要になるものを用意する必要があります。
免状は、連盟が棋力を公認するためのものですからね。

 

楽天のサイトで試しに免状を買い物かごにいれてみたところ、「推薦状あるいはメールに記載の番号」を記入する欄がありました。
「メール」はちょっと謎ですが(笑)。推薦状ではなく「推薦メール」というのもあるのでしょうか(笑)?

それとも、インターネット道場などでの認定の場合は、メールで番号が送られてくるのかもしれませんね。

 

郵送での申請の場合も、推薦状をもっている必要があります。

 

つまり、免状を手に入れるには、基本的には「推薦状」というものが必要なようですね。

将棋会館道場で認定された場合でも、免状を申請するためには、道場の人に頼んで推薦状をもらうことになるのでしょうね。

私は頼んだことないのでどういうものかわかりませんが。

 

雑誌や新聞の場合はどうなのでしょうね?
このように色々考えると、楽しいですね^^

 

 

上記の、郵送や通販サイトによる申請とは違った申請手続き方法もあります。
それは、インターネット上のサービスによる段位の認定を使って申請する方法の場合です。

 

例えば、将棋倶楽部24という有名なインターネット将棋道場では、最高レーティングで免状が申請できます。

(といっても、最初の登録の時点でレーティングを高く設定してもだめで、何らかの条件があるはずですが。)

その申請は、将棋倶楽部24のサイトから手続きできます。

将棋ウォーズからも、現在の段位で免状申請できますね。

(ウォーズの場合、「最高段位」で申請できるかどうかは、下がったことがないのでわかりません。)

 

他にも、免状申請資格を手に入れられるインターネットサービスがあるようですので、チェックしてみてください。

 

免状の料金はいくら?

 

免状の料金ですが、初段から六段まで、かなり幅があります。

初段は3万円程度ですが、五段になると桁が上がって10万円くらい、六段は30万円くらいします。

五段以上の場合、一つしたの段の免状を持っていない場合、「飛び付き料」というのがかかります。

飛び付きありの六段免状はなんと32万4000円!すごい値段!!

でももちろん、六段までいったらそれだけの価値はあるでしょう。

 

まとめ

 

今回は免状について情報をまとめてみました。

 

実際に手に入れるとなると、色々なハードルが高いですね・・・(汗)。

将棋ファンならいつかは免状を手に入れて、

飾っておきたいと思うものなのではないでしょうか。

 

 

免状については、この記事で扱い切れなかった情報がまだ色々ありますので、

読者の皆さんも免状について調べてみてはいかがでしょうか?

 

実は、初段を認定された道場のお客さんが席主さんに、

どうやったら免状を取れるかを質問しているところをみたことをきっかけに、

それまでこのブログではまったく触れてこなかったので、

免状について調べてまとめたのがこの記事でした。

(本文ででてきた、席主さんによる免状取得についての説明も、そのときのものです。)

その後かなり期間をおいてから、修正を加えた結果、お読みいただいたような記事となりました。

いかがでしたか?

 

 

 

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