囲碁の趙治勲名誉名人が面白い!芸能界でもいけると、ひふみんも絶賛?

・囲碁棋士の趙治勲名誉名人がユニークで面白いこと。
・将棋の加藤一二三九段とのキャラや考え方の違い。

 

今回の記事からは、例えば上記のことがわかると思います。

 

 

将棋の棋士たちがテレビなどで取りあげられ、多くの人たちに
知られるようになってきています。

 

例えば、ひふみんの愛称をもつ加藤一二三九段ですね^^
数々の偉大な記録や実績・逸話があり、とてもユニークで
親しみやすいキャラで、人気があります。

 

 

囲碁界にも、伝説級の実績があり、しかもとても面白い棋士がいます。
趙治勲名誉名人です。

 

 

4月に幕張メッセで開催された、ニコニコ超会議2018では、
加藤一二三九段と趙治勲名誉名人の対談が行われました。

 

とても興味深い内容だったのですが、ここでは、
趙治勲先生の独特で楽しいお人柄について焦点を当てて、
感想をまとめてみたいと思います。

 

 

この記事を書き始めたのは2018年の大晦日で季節外れですが、
ニコニコのタイムシフト予約を消化する都合があって、
それに合わせてせっかくなので記事にしています。

 

タイムシフト予約を消化しなければいけないのは、
プレミアム会員にならなければ10件までしか予約リストに入れられないので、
新たに予約するには、消さなければならないからです。。。

 

記事が書けたら、大変惜しいのですが、
趙-加藤対談は、予約リストから消してしまいます(>_<)

 

 

*2019年のお正月番組の中で、特に見逃せない&後でゆっくり復習したいのが、
2019年1月1日(火)10時から放送の、
豊島二冠vs藤井七段(新人王戦特別対局)でしたが、
私は残念ながらタイムシフト予約し損ねました(>_<)

 

 

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趙治勲・加藤一二三対談【超会議2018】とは

 

超会議2018と、その中で行われた趙治勲先生と加藤一二三先生の対談について説明します。

 

ニコニコ超会議とは、ニコニコ動画やニコニコ生放送に関連したイベントです。
毎年ゴールデンウィークに幕張メッセで行われます。
リアルのイベントですが、ニコニコ生放送でリアルタイムで中継もされるのが大きな特徴です。

 

 

アニメとかゲーム関係がメインのイベントで、コスプレとかしている人が
いっぱいいる印象です。
通常の将棋のイベントでも若い人は多いのですが、
超会議の将棋イベントは、それ以上のように思います。

 

そんな中、囲碁界・将棋界、それぞれのレジェンド、
趙治勲・加藤一二三両先生の対談を交えたトークショーが行われたのです。

 

でも全然場違いでなく、むしろ、
質問コーナーのときの、会場のお客さんたちとお二人のやりとりから、
お客さんたちの尊敬が伝わってきたりして、心温まりました(^^)

 

超会議2015でも対談していた

 

趙、加藤のお二人の対談は、2018年が初めてではなく、
ニコニコ超会議2015でも行われたそうです。

 

そのためか、2018のときは、お二人とも打ち解けた様子でした。

 

 

ちなみに、2015年のときはお二人が将棋と囲碁で指導対局しあったらしいです。

 

趙治勲先生は、将棋好きを公言していて、インターネットで指すこともあると、
昔の「将棋世界」で読んだ記憶があります。
ハンドルネームが面白くて、強い将棋棋士の名前を混ぜたようなものでした。
羽生先生と谷川先生と、升田幸三先生とか。
大山先生のお名前も一文字入っていた気がします。

 

 

一方、加藤一二三先生も、昔、中原誠永世名人と囲碁を打ったことがあるそうですので、
囲碁をたしなまれるのでしょうね。
加藤九段が碁石を盤に打ちつけるところを、観てみたい気がします^^

 

スライドを使った経歴紹介(写真入り)

 

司会進行は、元NHKアナウンサーの吉川精一さんでした。

 

2017年の年末に、ニコニコ生放送の番組用に、
藤井聡太四段(当時)にインタビューをしていた方です。

 

 

吉川もわりと先生方と顔なじみなのか、終始
アットホームな雰囲気のトークショーでした。

 

趙先生、加藤先生の順に、経歴を紹介していました。
それぞれのお若い頃の写真や、代表的なタイトル戦の戦歴などが
スクリーンに映し出されていました。

 

 

各時代ごとの思い出話が、軽妙なやりとりを交えつつ語られていて、
聞く者を退屈させません。さすがです。

 

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趙治勲名誉名人の面白トーク

 

加藤一二三九段は、一般の方にも、優しく楽しいお人柄であることで知られていると思います。
趙治勲名誉名人も、加藤先生と同じくらいユーモアがあって、優しい雰囲気の方でした。

 

 

両者ともに、百戦錬磨の偉大な勝負師なのですが、そう思わせないほどの、
とても親しみやすいキャラクターです。

 

特に、趙先生は、予想もつかないアプローチで笑いをとろうとしてくるので、
普段聞きなれた将棋の先生方の話とはまた違った刺激があって新鮮でした。

 

6歳でプロに5子で勝利!

 

囲碁の天才少年だった趙先生は、韓国の釜山から6歳のときに日本にきました。

 

囲碁のプロは中国や韓国にもありますが、
当時は日本が「絶対的に強かった」のだそうです。

 

 

木谷先生という棋士に入門しました。
子ども時代の趙先生や木谷先生の写っている写真がスライドで紹介されました。
(ちなみに加藤先生は、木谷先生の対局を一度みたことがあるそうですが、
スライドの写真をみて一目で木谷先生だとわかったといっていました。
ひふみん先生、驚異的な記憶力ですね!)

 

 

当たり前ですが、当時の趙先生はまだ小さなお子さんだったのですね。
それが、故郷を離れて勝負の世界に入るためにやってきたのだと思うと、
感心してしまいますね。

 

 

趙少年が日本にきた次の日に、サンケイホールで催しが行われました。
調べたところ、木谷先生の弟子の段位の合計が、百段を超えたことを記念して行われたものでした。

 

 

そのサンケイホールでの催しのときに、趙少年はプロの棋士と対局しました。
そのときの相手は、2018年の11月に名人に復位した張栩名人の
師匠である林海峰名誉天元でした。
(もちろん、当時は林先生も若手でした。)

 

 

手合いは「5子」でした。
将棋では、「駒落ち」によってハンデをつけるのに対して、
囲碁では、「置き石」によってハンデをつけるのですが、
「5子」というのは、石を5つ置くことを意味します。

 

 

囲碁の5子は、将棋でいうと「飛香落ち」くらいのハンデだそうです。
アマチュアの相当強い方でも、プロ相手に飛香落ちで勝つのはかなり難しいといわれています。
しかし、当時6歳の趙治勲少年は、林海峰先生相手に5子で勝ちました。
しかも素晴らしい勝ち方だったとのことです。

 

趙治勲名誉名人は11歳でプロデビュー

 

そして、11歳9カ月で、当時として最年少でプロデビューしました。
将棋では「奨励会」から「四段昇段」してプロになりますが、
囲碁界では「プロ試験」という制度によって、「入段」してプロになります。
(囲碁では新人プロの段位は初段です。)

 

11歳での入段は素晴らしいのですが、師匠の木谷先生は10歳で入段させる、といっていたそうです。
5子で林海峰先生に勝った対局が、木谷先生に大きな期待感をもたせたためです。

 

 

結局10歳での棋士デビューはできなかったのですが、
11歳での当時の以上最年少デビューは、素晴らしい記録といえます。
これについての趙先生の謙遜の仕方がとても興味深いです。

 

 

「実は僕は大したことなかった。林海峰先生が負けてくれたので木谷先生に期待させてしまい、
がっかりさせてしまった。林海峰先生が悪い。」

 

「ついでに加藤先生も悪い」と、なぜか対談相手の加藤先生まで巻き込んでいました(笑)。

 

 

もちろん冗談なのですが、正直少し、常人にはわかりにくいですね(笑)。

 

実は趙先生は、この話をする前に、林海峰先生のことを「恩人」として紹介しています。
ついでになぜか加藤一二三先生のことも(笑)。

 

5子の対局は「指導碁」のようなもので、林海峰先生は無理に負かしにはこなかったそうです。
その結果、いい内容の碁で勝ち、師匠からも大いに期待されたので、「恩人」なわけですね。

 

その「恩人」のことを、急におどけて冗談で悪くいいだしたので、私たち視聴者は、面白い、と感じたのだと思います。
このように文章にしてみると、どこが面白かったのか急にわからなくなってくるのですが(笑)、
実際に観ていると妙に面白いのが、趙先生なのです(^^;)

 

もちろん、冗談の背景には、木谷先生や林海峰先生、ついでに加藤一二三先生への、深い感謝があってのことなのでしょうけれど。

 

趙先生はマイペース?

 

その後、趙治勲先生の経歴の話は、主にタイトル戦の話に焦点を当てて続けられていきました。

 

 

タイトル獲得は史上最高の、74期という偉大な実績をもつ趙先生。
しかし、初タイトル獲得のころのことをよくおぼえていないといっていました。

 

それよりも、対談の数日前に、大事な対局で負けてしまったことを思い出してしまう、
とのことでした。
勝負師は、過去の業績にこだわらないで、目の前の一局一局を大事にする、ということは、
羽生先生や藤井七段ら、将棋の棋士たちをみているとなんとなくわかります。

 

ただ、趙先生の場合、負けた悔しさを隠さず、トークショーの場でいうところが新鮮ですね。
それも、周りに気を使わせないような、楽しい口調でいうことで笑いをとりにいっているのが素晴らしいファンサービスで、
となりにいた加藤先生も、思わず笑ってしまっていました。

 

 

加藤先生の経歴紹介のときも、若いときの加藤先生の写真をみて、
「それより加藤先生、カッコいいですね」と、ほめていました。
それから、「ひふみん」の愛称をもつ現在の加藤先生のことも、
「一緒にいると心が温まる」と絶賛。

 

やはり勝負師同士、通じるものはあるのでしょう。
趙先生は、加藤先生の偉大な業績に対しても、加藤先生の「将棋愛」の賜物であることを、
しみじみと実感されているようでした。

 

 

それから、個人的に傑作だったのと思うのが、対談終了間際、一番面白い質問をした方を決めるときのことです。
どの質問が面白かったか吉川氏に聞かれて、加藤九段は一生懸命答えていました。

 

一方、趙先生からは、意外(?)な答えが。

 

 

「僕は、特に面白い質問はなかった(爆笑)」。

 

この言葉はかなり受けたようで、ニコニコの視聴者コメントに、「趙先生が一番面白い」という感想がありました。

 

 

実はこの言葉の背景にも、深い配慮があったように思います。
加藤先生による「一番面白かった質問」のチョイスを尊重し、自分は口をはさみません、
という意思表示であったともとれますので。
どちらにしても、肩ひじ張らないマイペースな趙先生は、魅力あるキャラクターの持ち主ですね。

 

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趙名誉名人は芸能界でも活躍できる?加藤九段絶賛

 

質問コーナーでは、趙先生に、芸能活動をやりたい気持ちがあるかを問う質問もありました。
この質問とセットで、加藤先生からみて、趙先生がバラエティ番組などに出演したらいけるかどうか、ということも聞かれました。

 

 

これらの質問の背景にはもちろん、加藤先生が、アイドル的な活動も含む芸能活動をしていることがあります。

 

 

趙名誉名人のお答えは、
「吉本からオファーがあれば、いつでも受ける」
「僕はいつでも待ってる」

 

というものでした(笑)。
どうやら趙先生はかなりのお笑い好きで、もし棋士の道を進んでいなければ、コメディアンをやってみたかった、
ということも、別の質問のときにおっしゃっていたと思います。

 

 

では、加藤九段の答えはどうだったか?

 

「趙先生は、人生相談もやっていらっしゃり色々なことに見識がある」
「皆さんおわかりのようにトークも抜群ですので、いけると思います。」
というようなものでした。

 

ここで、人生相談というのはおそらく、後述の「お悩み天国」のことだろうと思います。

 

趙名誉名人と加藤九段のキャラの違い

 

趙先生と加藤先生は、ともに子どものころから才能を発揮し、すごい実績を残してきた先生です。

 

一流同士、共通するものも多くあると思います。
その一方、お二人には、お互いに対照的な面もあることがわかりました。

 

 

例えば、趙先生は過去のタイトル戦のことを忘れてしまう、といっていましたが、
加藤先生の方は、昔のことをとてもよく記憶しています。

 

趙先生は決して忘れっぽいわけではないと思いますが、
過去の栄光よりも、直近の対局で負けたことの方を強く思い出すようです。
しかも、結構引きずってしまうらしいです。

 

加藤先生はそれとは対照的です。
加藤先生は、過去のことを引きずらないのです。

 

 

加藤先生が20連敗したことが2回はある、という話をされたとき、
「自分が弱いから負けたとは思っていない」といっていました。

 

これに対して趙先生は、「僕だったら20連敗もしたら生きていけない」と。
どうやら趙先生、かなりの負けず嫌いのようです。

 

一方、加藤先生は自著で、自分はあまり負けず嫌いではない、と書かれていました。
敗北の痛みよりも、将棋への愛情の方が大きいのでしょうか。

 

 

加藤先生の考え方に触れた趙先生は感心し、
「加藤先生のお話を聞いていると自分がちっぽけに思えてくる。失礼しました。」
と。

 

囲碁界でタイトル獲得数トップの大棋士でさえ、感動させてしまう加藤一二三先生の将棋への姿勢は、
将棋界の誇りですね^^

 

 

一方で、趙先生のものすごい負けず嫌いも、きっと、勝負の世界で勝って行くために重要な素質なのかな、とも思います。
タイトル獲得数最多の棋士になるには、そのくらいの気持ちが必要なのでしょうね^^

 

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「お悩み天国」とは?

 

先ほど話にでてきた「お悩み天国」についても触れておきましょう!

 

お悩み天国とは、「週刊碁」に連載のコラムです。
週刊碁とは、「囲碁の新聞」で、新聞紙に、
囲碁関係のニュースや連載が印刷されている感じのものです。
(なお、「碁の新聞」という説明は、漫画「ヒカルの碁」の台詞から拝借しました^^)

 

 

ちなみに週刊将棋というのもあったのですが、
確か2017年ごろ(?)に終了してしまいました。

 

お悩み天国はされていて、現在4巻まででています。

 

そして、単行本の副題は、「治勲の爆笑人生相談室」。
どうやら、趙治勲先生らしいユーモアで、悩み解決のためのアドバイスをしてくれるのでしょうね。

 

 

しかも、第1巻の出版年は、2013年です!
一方、最新の第4巻は初版が2018年12月。
きっとまだ連載が続いているのでしょう。
5年間もお悩み相談を受けてきた趙は、素晴らしいお人柄ですね。

 

まとめ

 

今回は、ニコニコ超会議2018で行われた、将棋の加藤一二三九段と囲碁の趙治勲名誉名人の対談から、
趙治勲先生の面白いキャラクターを示す部分をまとめてみました。

 

記事の構成が中々難しく、自分用の覚書のようになってしまっていますが、今後の参考にしていただければと(_ _)

 

 

加藤先生も趙治勲先も偉大な天才なので、ときとして普通の人には理解できないときがあります(笑)。
おっしゃる冗談が難解なんですね。。。
しかし、お二人に共通しているのは、勝負の鬼でありながら、とても優しい人である点です。
なので、お二人が楽しそうに話しているときは、我々観る側も安心して楽しむことができます。

 

そうそう、両先生が対談の最後に和紙に書かれた揮毫をもとに、今後の超会議のロゴが作成されるそうですので、
2019年以降のニコニコ超会議が楽しみですね^^

 

 

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