新人王戦出場資格を失う条件は?年齢・段位やタイトル挑戦【実例あり】

【当サイトの記事はPRを含む場合があります。】

新人王戦は若手棋士の参加する棋戦です。

女流棋士や奨励会三段、アマチュア強豪などの参加枠もある面白い棋戦ですが、ここではプロ棋士の新人王戦出場条件についてまとめます。

 

なぜ、藤井七段にとって第49期(2018年度)が「最後の新人王戦」となってしまうのか、また、他にもまだ若いのに出られなくなった棋士がいるのか、といった点にフォーカスします。
 

 

スポンサーリンク

 

プロ棋士の新人王戦出場条件

 

新人王戦は、基本的にはプロ棋士としてデビュー(四段昇段)してからまださほど年月が経っていない、まだプロとしての実績が大きくない若手棋士のための棋戦といえます。

棋士デビュー前の奨励会三段や、女流棋士やアマチュア強豪の参加枠もありますが。

実際の、新人王戦に参加できるプロ棋士の条件をみてみましょう。

 

年齢制限(26歳まで)

 

新人王戦には、年齢制限があります。

26歳以下の棋士が参加できます。

正確には10月1日の年齢が26歳以下、という条件だそうです。

新人王戦は、毎年10月に決勝3番勝負が行われます。その翌月の11月からは、さっそく次の新人王戦トーナメントの対局が指されます。

ですので、10月1日というのは、トーナメントが開幕する直前の時期に相当します。

 

26歳という年齢は、世間一般ではまだまだ「若手」かもしれませんが、将棋界ではそうでもないようです。

将棋の世界では、10代後半でプロデビューする人もいますので。

 

ただ、この条件だと、奨励会三段リーグを年齢制限ぎりぎりで抜けた場合は、「新人」なのに新人王戦に参加できない、ということも起こりえますね。。。
 

スポンサーリンク

 

段位による制限(六段まで)

 

新人王戦には、年齢制限とともに、段位の制限もあります。

 

現在の条件は、「六段以下の棋士」です。

ウィキペディアによると、第47期(2015年度)までは参加資格が「五段以下」でした。

実際、2015年度以前のトーナメント表をみると、四段と五段の棋士ばかりです。

 

第49期開幕時点では四段だった藤井聡太七段ですが、その後、順位戦で五段に、朝日杯で六段に、そして竜王戦で七段にスピード昇段しました。

次の第50期には、段位の制限によって参加できません。

 

タイトル戦出場経験者は除く

 

タイトル戦の番勝負に出場した経験のある棋士は、新人王戦には参加できません。

では、タイトル戦出場によって新人王戦に出られなくなった棋士は例えば、誰がいるでしょうか?

 

広瀬八段は六段時代の2010年度に王位戦に、豊島棋聖は六段時代の2010年度に王将戦に、中村王座は六段時代の2012年度に棋聖戦に、永瀬七段は六段時代の2016年度に棋聖戦に、それぞれ挑戦しています。

 

しかし、当時はまだ新人王戦の参加資格は「五段以下」となっていたため、彼等はタイトル挑戦と関係なく出場資格を失っていました。

 

2005年度では、トーナメント開始時点では六段で、その後竜王位を獲得した渡辺明竜王(当時)が決勝に勝ち優勝しました。

(ウィキペディアによると、当時の段位の条件は「六段以下」でした。)

しかし、再びウィキペディアによると、翌期から参加資格が「五段以下」になったため、タイトル獲得とは関係なく渡辺竜王(当時)は参加資格を失いました。
 

スポンサーリンク

 

タイトル挑戦により参加できなくなった棋士は?

 

近年の新人王戦で、タイトル挑戦によって参加資格がなくなった棋士は、おそらく千田翔太六段と高見泰地叡王です。

実際、千田六段はすでに2018年度の時点で出場していません。

高見叡王の場合は2019年度から参加できません。ちなみに高見先生の場合は、叡王獲得によって七段昇段もしているので、段位の点でも新人王戦参「卒業」となっています。

 

七段昇段により参加できなくなった棋士は?

 

ちなみに、斎藤慎太郎七段は、2017年度に棋聖戦挑戦をしましたが、そのときはすでにB級1組昇級によって七段昇段していました。

 

つまり、斎藤七段は、藤井七段と同じで、七段昇段で新人王戦出場資格を失っています。

 

ただし、斎藤七段の場合は事情が複雑で、「五段以下」というルールだった頃に、すでに六段昇段によって新人王戦に出られなくなっているようです。

「六段以下」に規定が変更されて、新人王戦に復帰できるかと思いきや、B級1組昇級で再び(?)参加資格を失ったわけです。

 

本当に複雑ですね。。。でも、面白いです(笑)。

 

26歳以下の若手棋士で七段昇段というのは中々ないことです。

なので、新人王戦の資格が「六段以下」に緩和されてから、七段昇段によって出場資格を失った棋士は、斎藤慎太郎七段と藤井聡太七段の2名のみだろうと思います。

お二人には、詰将棋好きというだけでなく、こんなところにも共通点が!ファンとしては嬉しくなる事実かも知れませんね^^

 

まとめ

 

いかがでしたか?

 

将棋の新人王戦の、プロ棋士の出場条件と、資格を失った棋士について調べてみました。

少し深堀していくうちに、新人王戦の規定の変遷についても触れることになりました。

 

新人王戦に関しては、棋士以外の参加枠など、面白いことがまだあります。

また今後このブログでも扱っていけたらと思っています。

コメント (1)
  1. 澤徹朗 より:

    ワオ!
    斎藤慎太郎王座と藤井聡太七段の共通点!
    ψ(`∇´)ψ
    出場資格が五段以下と六段以下で揺れているのが煩わしいですね。奨励会三段の枠も大きく増減したでしょうし。
    26歳以下の年齢制限は10月1日時点と明記されています。段位については明記されていないのは、昇段が年に一度、4月1日付けしかなかった時代の名残りでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です