将棋界で2017年に達成された偉大な記録3選。前人未到!

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2017年も残すところわずかとなりました。

 

年内に書きたいことが色々とあったのですが。クリスマスフェスタとか。
さあ、あと数時間で何記事書けるでしょうか!それとも結局この1記事で終わってしまうのでしょうか(笑)。

 

 

今回は、2017年の将棋界で樹立された大きな記録をリストしてみたいと思います。
すなわち、将棋界2017年・偉大な新記録ベスト3、みたいな感じです!

 

羽生善治永世7冠誕生!

 

2017年の将棋界の最大の記録といえば、やはり永世7冠達成です。

いまさらではありますが、どういう業績であるのか軽く書き留めておきましょう。

 

 

将棋の7大タイトルには、永世称号や名誉称号というものがあるのでしたね。

 

何度も獲得したり、連続で保持し続けたりした棋士は、永世○○と名乗る資格をえることができます。
竜王戦の解説でも棋士の方達がいっていたように、タイトルは1期獲得するだけでも一流です。

 

さらに、永世称号は、谷川先生の羽生先生へのお祝いコメントにもあったように、1つとるだけでも大変なものです。

その永世称号を、羽生善治先生はすでに6つも持っていました。
2017年、竜王戦で渡辺竜王への挑戦者になった羽生先生は、勝てば最後の永世称号、永世竜王を獲得できるという状況でした。
永世7冠達成間近か、と注目を集めていましたね。

 

以前にも永世7冠のチャンスがありながら、惜しいところで逃してきた羽生先生は2017年、ついに通算7期目の竜王位を獲得し、悲願を達成しました。

タイトル獲得通算100期達成を目前に、将棋界最高のタイトルの一つである竜王位についた羽生先生の、今後の活躍からますます目が離せません。

 

ちなみに2017年は、囲碁の井山裕太先生が7冠になった年でもありました。
羽生永世7冠と井山7冠、偉大な業績が将棋界と囲碁界で同時に出た年でしたね。

 

永世7冠は、囲碁界においても達成されたことがないとのことです。
(このことは、囲碁の吉原由香里六段が週刊新潮に書いていました。)

 

つまり永世7冠は囲碁・将棋の両方の世界を合わせても前人未到の偉業です。
さすがは、我らが羽生先生ですね!

 

連勝最高記録更新!藤井聡太四段29連勝達成

 

2017年の偉大な記録第2位は、悩むところなのですが、やはり29連勝ですね!

 

藤井聡太四段は、デビュー後公式戦で負けなしの状態が長く続きました。

 

デビュー戦は2016年の12月24日で、始めて負けた30戦目は2017年の7月2日でした。
半年以上も無敗を続けたわけですね。これもとんでもない偉業です!

 

それまでの、デビュー後の新四段の連勝記録を大きく離し、将棋界全体としての記録である28連勝を抜き、30年ぶりに記録を更新したわけですから、恐ろしいとしか言いようがありません。

 

羽生先生の記録もそうですが、この藤井四段のような記録も、もう二度と現れないのではないでしょうか。

 

 

藤井四段の活躍は将棋ファンでなかった一般の人達も湧かせ、将棋界だけでなく、日本全体を大きく盛り上げました。

藤井四段をきっかけに、棋士の食事への注目もそれまで以上に集まり、将棋ファンが楽しみ方の幅を拡げるきっかけにもなったと思います。

 

偉大なレジェンド!加藤一二三九段最高齢勝利達成!

 

第3位は、加藤一二三九段の記録です。

 

2017年、ついに引退してしまった、生ける伝説というべき棋士、加藤一二三先生。

 

以前このブログでも紹介した、AbemaTVで放送された加藤九段と佐藤名人の対局を観た方もおられると思います。
迫力ある対局姿勢をみせてくれ、将棋もみていて襟を正したくなるようなものでした。

 

その加藤九段-佐藤名人の棋聖戦2次予選が実現した背景にあるのが、加藤先生が最高齢勝利記録を樹立した、加藤九段-飯島七段の棋聖戦2次予選です。

 

すでに加藤九段-飯島七段より以前に、故・丸田祐三九段の現役最高齢対局記録(76歳)を超えていました。
そこからさらに、最高齢勝利記録を決め、佐藤天彦名人との対局を実現させました。

 

引退が目前に迫っていた中で、そのような劇的な活躍をみせた加藤先生の活躍は偉大であり、まさにレジェンドと呼ばれるにふさわしいですね!

 

まとめ

 

いかがでしたか?

 

今回は、急いで2017年の将棋界を振り返るために、2017年に達成された偉業についてまとめてみました。

 

一応、順位をつけたのですが、正直どれも甲乙つけがたいですね。
どの偉業もメディアからの注目や社会への影響も大きそうですし。

 

どの記録が一番かはさておき、歴代の中学生棋士たちが、それぞれのステージで伝説を残した、というきれいな構図がみてとれて、感慨深いですね。

 

2017年の記録としてまとめましたが、藤井四段の記録も2016年のデビュー戦の勝利も含むものですし、羽生先生や加藤先生の記録もこれまでの積み重ねあってこそのものでした。
これからもこの偉大な中学生棋士たちが、2017年の業績や経験を糧にして、将棋界の新たな伝説をつくっていくのでしょうね。
我々ファンとしては、記録だけでなく、記憶にも残していけるように、きっちりと見守っていきたいですね^^
 

 

 

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