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NHK杯トーナメントで永世名人資格を持つ棋士、森内九段に勝った藤井四段。
その藤井四段のNHK杯の次の対戦相手は、A級棋士で、2017年の名人戦挑戦者だった稲葉八段です。
放送日は12月10日で、もう目前までせまってきています。
実は同じ日に、藤井四段は久保王将と対局します。
「どういうこと?」と思われた方のために説明しましょう。
NHK杯は収録なので、すでに対局は終了しています。
でももちろん、結果は放送を観なければ分かりませんので、生放送同様の緊張感があります!
一方、久保王将との対局はイベントで行われますので、当日行われます。
イベントの参加者や、生中継で視聴している人からすると、リアルタイムで藤井-久保戦が観られるわけです。
NHK杯の放送は朝10時30分から正午までですね。
NHKのEテレでの放送でしたね。
同じくEテレで10時から始まる番組「将棋フォーカス」と合わせて楽しい時間が過ごせますね。
しかも最近は、土曜日の夜11時10分からNHK総合で「3月のライオン」が放送されています。
こうしてみると、最近の土曜の夜と日曜の午前は、将棋ファンにとってはゴールデンタイムですね^^
さてそれでは、イベントの方についても、もう少し詳しくみておきましょうね。
藤井四段と久保王将が登場するイベントは、「将棋プレミアムフェスin名古屋」です。
株式会社囲碁将棋チャンネル「将棋プレミアム」が主催するイベントです。
藤井四段にとっては、地元での開催イベントということになりますね。
それにしても、対局も数多くこなし、現役中学生でもある藤井四段。
日曜日まで仕事とは、本当にお疲れさまです。
イベントですが、13時開演で17時まで行われます。
解説として鈴木大介九段、聞き手として藤田綾女流二段が出演します。
将棋ファンにとってはすっかりおなじみの顔ぶれですね^^
楽しいトークが展開されることは間違いありません。
イベントではなんと藤田女流から、藤井四段と久保王将へのインタビューが行われます!
将棋のことからプライベートのことまで、聞かれるとのことので、なんとも楽しそうなイベントですね。
インタビューの後は、藤井四段と久保王将の直筆の揮毫が入った色紙が当たる抽選会があります。
これもまた貴重そうな代物ですね。
そして最後に、記念対局として、藤井四段-久保王将戦が指されます。
タイトルホルダーとの対局ということで、藤井四段ご自身も楽しみにされていることでしょう。
また一つ、大きな経験を積めそうですね!
リアルのイベントの方は、チケットの申し込みが11月30日まででしたので、もう参加はできません。
でも、中継を観る手段はあります。
実はイベント名の一部にもなっている「将棋プレミアム」というのは、将棋の中継が観られるサービスなのです。
「将棋プレミアム」は有料のサービスです。「有料」と聞くとがっかりする方もいるかもしれません。
でも必要なのはたったの500円です。
これは「1day会員」という、1日だけの契約ができるプランを使う場合です。
将棋プレミアムフェスin名古屋を是非観たいという人は、検討の価値ありです!
「たった1日しか利用できないのか」という不満がある方もいるかもしれません。
「1day会員」の方法で将棋プレミアムフェスin名古屋を視聴するためのプランは、ゴールド会員という月額2000円のものです。
将棋が大好きな方であれば、ゴールド会員も検討の価値ありですね^^
さて、12月10日は、NHK杯の藤井-稲葉戦の放送と、イベントでの藤井-久保戦があるのでしたね。
NHK杯を観た後イベントに行く人や、NHK杯を観た後、将棋プレミアムでイベントの中継を観る人にとっては、とても楽しみな日ですね。
もしもどちらの対局も藤井四段が勝てば、藤井四段は「同じ日に稲葉と久保を倒した男」となり、また新たな伝説をつくってしまうことになるわけですね。
もちろん実際は、同じ日に対局したわけではないのですが(笑)。
ところで先日、山崎八段がNHK杯で羽生先生に勝利した対局の放送されましたね。
同じ日に幕張でJT杯の決勝戦の、山崎八段との豊島八段対局が行われ、山崎八段は勝利して優勝しました。
その結果、山崎八段が、同じ日に「羽生と豊島に勝った男」として注目を集めたことは間違いありません。
藤井四段がこれに続くかどうか、結果が分かるのが楽しみですね。
さて、なんといっても気になるのは戦形ですね。
藤井四段と稲葉八段はともに居飛車党です。
藤井四段が角換わりを得意としていることは、炎の7番勝負やこれまでの公式戦からもみてとれます。
さらに藤井四段は、佐々木勇気戦や、横山アマ戦では相掛かりを指していました。
一方の稲葉八段ですが、こちらも角換わりが得意とのことです。
佐藤天彦名人との名人戦ではこの他、横歩取りや相掛かりの将棋が指されました。
稲葉八段は研究会で相掛かりをよく指していたそうです。
藤井四段は横歩取りを指さないので、角換わりか相掛かりの将棋になるでしょう。
久保王将は振り飛車党の代表格の一人でしたね。
居飛車党の藤井四段との対局は、居飛車対振り飛車の対抗形の将棋になることは間違いなさそうです。
藤井四段は炎の7番勝負や公式戦で、中飛車を相手にすることも多かったです。
久保王将も中飛車を得意としていますので、藤井四段相手に中飛車を指したいと思っておられるかもしれません。
ということで、戦形予想としては、居飛車対中飛車の将棋としておきましょう。
気になるのは藤井四段がどう中飛車を攻略しようとするかですが、急戦調でいくような気がします。
右の銀を繰り出していって、「さばきのアーティスト」久保先生との攻め合いが、スリリングに展開されていくのではないでしょうか?
いかがでしたか?
今回は、藤井四段のNHK杯と将棋プレミアムフェスでの登場に関する内容でした。
トップ棋士相手に、藤井四段がまた素晴らしい将棋を見せてくれそうな予感がしますね。
ところで、この記事を書いていて思ったのですが、藤井四段の将棋を予想するのは楽しいですね(笑)。
私はこれまでの対局もまだまだ消化しきれていないのですが、皆さまも是非棋譜並べをやってみてはいかがでしょうか?