藤井聡太七段vs中村亮介六段戦はどちらを応援するか迷う?【第44期棋王戦】

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2018年6月1日は、藤井聡太七段の昇段後最初の対局の日です。

舞台は棋王戦の予選の決勝です。勝てば決勝トーナメントに進出となります。

渡辺明先生のもつタイトル「棋王」の挑戦者を目指すためには、負けられない対局です。

対戦相手は個性派的な棋士として定評(?)のある中村亮介六段です。

皆さんはどちらの棋士を応援しますか?

ここでは、「それぞれの応援したくなる理由」をメモしておきましょう^^
 

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【44期棋王戦予選決勝】藤井聡太七段を応援したい理由

 

将棋ファンなら、常に藤井七段を応援したい 、という人も多いと思います。

ただ、本局に関しては、是非藤井七段に勝ってほしい、という要素がありますよね^^

 

七段昇段後初の対局

 

竜王戦ランキング戦5組で、藤井聡太六段(当時)は、手強い棋士たちに勝ち続け、優勝しました。

その結果、七段昇段を決めることができました。

 

今回の棋王戦予選決勝戦は、その七段昇段を決めた5組決勝戦の次の対局になります。

新七段として臨む最初の対局の舞台は、タイトル戦予選の決勝という、またしても大きな舞台です。

 

2018年度、高校生になってから負けなしの藤井総太七段。

無敵の高校生の敗戦を、まだ観たくないファンは多いと思います。

 

八段昇段規定による、スピード昇段への道

 

2018年の八段昇段規定の改定により、藤井七段が非常に若くして八段に昇段する可能性が高まりました。

 

 

といっても、「タイトル2期獲得」という非常に厳しい条件です。

 

厳しい条件ではあります。ですが!

中学生にして全棋士参加棋戦優勝という大きな実績を叩き出した天才・藤井聡太のことです。

八段最年少昇段の記録更新という、新たな偉業を期待してしまいますよね^^

 

2018年度内の八段昇段も期待されているということです。

そのためには、「王座」と「棋王」の2つのタイトルに挑戦・獲得するか、「竜王」に挑戦・獲得する必要があります。

このうち、新しい規定での昇段にあたるのは前者、「王座と棋王の獲得」です。

 

特に王座戦決勝トーナメントで、最年少タイトル獲得記録の保持者でもある屋敷九段に快勝している現状を考えると、「藤井聡太王座」誕生を期待してしまいます。

棋王戦でも残ってもらって、「二冠」を期待してしまうほどの活躍をみたいですよね^^

 

本局の少し前、地元で開催された佐藤-羽生の名人戦第5局を見学して刺激を受けた藤井七段が、どのような将棋をみせるのか、その点にも注目ですね!

 

【44期棋王戦予選決勝】中村亮介六段を応援したい理由

 

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藤井聡太ファンにとっては、是非、藤井七段に勝ってほしい本局。

一方、中村亮介六段の方も、この棋王戦予選は、途中、斎藤慎太郎七段の師匠でもあるB級1組の棋士・畠山鎮七段に勝っての決勝進出です。

このチャンスをものにしたいところです。

 

我々将棋ファンにとっても中村亮介六段を是非応援したくなる理由があります。

 

将棋界きっての個性派棋士

 

将棋の棋士の中で、よく「個性派」といわれる棋士が何人かいます。

 

その中でも、中村六段は、これまでに、髪形を様々に変えてきたことがよく話題にのぼります。

この話だけだと、奇抜な印象になりますが、あの高見泰地・初代叡王も、中村六段には親切にしてもらっています、とおっしゃっていました。

棋士の間でも評判のいい高見先生がそういうのだから、きっと素晴らしい人柄なのだと思います。

 

そして、その中村六段には、お茶目なところもあり、高級な靴をはいているふりをして、高見泰地五段(当時)をからかったエピソードもあります。

 

優しくて面白い個性的な棋士とあっては、どんどん棋戦で活躍して行ってほしいと思いますよね^^

中継もされる藤井七段との対局とあってスポットライトがあったている今回、中村亮介先生にも是非頑張って欲しいという気持ちもあります。

 

中村桃子女流の兄であり将棋を志したきっかけ

 

中村亮介六段は、人気女流棋士・中村桃子女流初段のお兄さんです。

 

 

そして、中村桃子女流が将棋に興味をもったきっかけは、中村六段なのです!

将棋に熱心だったお兄さんと、「もっと一緒にいたい」という理由で中村桃子女流は将棋を始めたのだそうです。

 

将棋イベントや中継で活躍し、将棋界を盛り上げてくれている中村桃子女流初段。

中村六段が将棋をやっていなかったら、「女流棋士・中村桃子」はいなかったわけですね。

その意味で中村亮介六段は、将棋界にとって多大な貢献をした人物なのです。

 

高見-金井の叡王戦の決着局となった第4局は、ニコニコ生放送での解説が三浦九段、そして聞き手が中村桃子女流初段でした。

その際、三浦九段も、「今度ばかりはお兄さんを応援しますよ」というコメントをされていました(笑)。

三浦先生、いつもは藤井七段を応援しているのですね^^

これは、放送終了直前に、藤井-中村戦の番宣が行われた際のコメントです。

 

ちなみに、このような番宣のときは通常、番組告知の画像が映し出されて、解説と聞き手の声が流されます。

しかしこのときは途中から、カメラが解説と聞き手の方に回ってきました。

中村女流の「なんでカメラがこっちに回ってきているんですか?」というコメントが妙に可笑しかったですね。

お兄さんの対局が中継することに関しての、中村女流の反応を視聴者にもみせようと、運営さんが視聴者に配慮してくださったわけです^^

ちょっと嬉しそうな中村女流が印象的でした。三浦先生もお茶目でいいですね!

 

まとめ

 

いかがでしたか?

 

今回は、藤井(聡)-中村(亮)を前に、思うところをまとめてみました。

正直、どちらを応援するか迷いますが、両対局者ともに頑張って欲しいですね^^

いちばん複雑な心境なのは、中村桃子女流でしょうか?

 

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