【囲碁】仲邑菫初段が打ってきた相手は?プロ試験の対局は名人と引き分け?!

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2019年4月22日、最年少囲碁棋士・仲邑菫初段のデビュー戦が行われますね。

デビュー初戦を白星で飾るのか、注目ですが、

ここでは、棋士デビューより前に対局してきた相手と、

いつ打ったのかについてと、張栩名人との対局についての少し深堀りした情報を書いてみます。

 

 

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仲邑菫初段のデビュー前の対局の情報

 

これまでに、仲邑菫初段は、国内外の5名のプロ棋士と対局しました。

 

対戦相手・日程

 

対戦した相手をリストします。

かっこ内は、対局した日付です。

 

  • 張栩名人(2018年12月13日)
  • 井山裕太四冠 (2019年1月6日)
  • 崔精九段 (2019年1月23日)
  • 曺薫鉉九段 (2019年1月30日)
  • 黒嘉嘉七段 (2019年2月20日)

 

2か月くらいの期間で、日本のトップ棋士である張栩名人や井山裕太四冠、

女流棋士界のトップ、さらには、「世界最多勝」の記録をもつという曺薫鉉九段と

対局しています。

 

将棋の藤井聡太四段(当時)も、Abema TV 「炎の7番勝負」で、

そうそうたる棋士たち相手に戦いました。

それに匹敵するか上回る豪華な対戦相手といっても過言でないでしょう。

碁と将棋は別な競技なので、このように比較する意味はないかもしれませんが。

 

 

結果ですが、残念ながら(?)勝ちは一局もありませんでした。

しかし、仲邑初段の打ち回しは棋士たちを関心させました。

 

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張栩名人とは引き分けだった?!

 

ここまでの情報は、「囲碁プレミアム」のwebサイトで、

より詳細に調べることができます。

 

結果も記載されているのですが、驚いたことに、張栩名人とは引き分けだったのです!

 

英才特別採用制度の試験として対局

 

張栩名人と仲邑菫初段が対局したのは、

プロになるための試験でした。

 

仲邑初段は、「英才特別採用推薦棋士制度」という枠で

プロの棋士になったのですが、その採用試験の相手が張栩名人だったというわけです。

 

 

その試験対局の結果は、「持碁」。

つまり、引き分けということです。

 

名人と引き分けなんて、驚きますよね!

 

まあ、実は、ハンデ戦だったのですが、

それにしてもすごいことに違いありません。

なんといっても、この対局の時点では、

まだプロになっていないし、9歳という年齢でこの結果は恐ろしいです!

 

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囲碁の引き分けって?

 

囲碁というのは「陣とりゲーム」で、最後に自分の石が囲った場所が広かった人が勝ちです。

 

この囲った場所の広さは、「目(もく)」という単位でカウントします。

持碁というのは、最終的に何目囲ったか、その数字が、自分と相手とで同じとなった、ということです。

同じなので、引き分け、というわけですね。

 

 

実は、通常は、囲碁のルール上、基本的には引き分けというのは存在しません。

少し専門的な話になってしまうのですが、囲碁では、

単純に実際に石が何目囲ったかという数字(盤面で何目か、ともいいます)を比較するのではなく、

後手番の方にだけ、「コミ」という予め決められた数字だけ足し算してから、比べるのです。

 

そうしないと、あまりにも先手番が有利過ぎるとされているからです。

 

この「コミ」が、現在のルールでは6目半と設定されています。

「半」があるので、引き分けにはならないようになっています。

 

引き分けになった経緯とは?

 

ただ、プロの世界でトップの棋士と、新人棋士やプロになる前の人とでは、

実力に差があります。

実力が大きく違う人同士でも、ハンデをつけることでいい勝負にできます。

 

通常は後手番の人が、盤面の目数と6目半のコミを足すのですが、

「逆コミ」というハンデの場合は、逆に、先手番の人が、盤面とコミを足して、

後手番は盤面そのままで、比較して勝敗を決めます。

 

仲邑初段と張栩名人の対局では、最初は名人が逆コミ「6目半」を希望していたものの、

それより少しだけ仲邑初段に厳し目な「5目半」でやることになりました。

それで終わってみれば、結果は、仲邑初段の半目負けだったので、

それならば、逆コミが6目だったことにして、持碁にしよう、となったようです。

 

 

それにしても、逆コミって、「先番」の次に小さなハンデなんですよね。。

 

 

将棋でいうところの「香落ち」みたいな感じでしょうか?

 

逆コミ6目半と逆コミ5目半のどちらが香落ちと考えるかにもよりますが、

もしも将棋の世界に、香落ちでトップ棋士相手に勝つか負けるか、

ぎりぎりのところまで追いつめる9歳の子どもがいたら、どう思いますか・・・

 

きっとあの天才・藤井聡太七段も驚愕するに違いありません。

 

 

このように考えると、また近いうちに我々は、

あの「藤井聡太・炎の7番勝負~New Generation~」のときのような衝撃を、

体験することになるのかもしれません・・・!

 

まとめ

 

最年少新人囲碁棋士・仲邑菫初段の棋士デビュー戦以前の対局の相手と日程についてまとめました。

 

ちなみに結果ですが、プロ試験の引き分け以外は、井山四冠との対局は途中まででストップとなり、

その他の対局は負けとなりました。

今回は駆け足で記事にしたため、残念ながら、他の対局については調査しきれませんでした(_ _)

 

 

デビュー戦は、生中継・生放送があります。

棋戦は、「竜星戦」で、将棋の「銀河戦」にあたるものです。

 

仲邑菫初段は、その予選に登場します。

藤井聡太七段も、銀河戦の予選で生中継されていましたね(^^)。

 

対戦相手の大森らん初段も、これがデビュー戦です。

仲邑初段は10歳で圧倒的に若いですが、大森らん初段も16歳。

私は囲碁はあまりわからないのですが、若い才能のぶつかり合いということもあって、結果がでるのが楽しみです。

 

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