藤井聡太六段のライバル棋士とその師匠たちとの対局結果振り返り

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2018年3月8日は、師匠・杉本昌隆七段との、「恩返し」を目指す戦いの日です。

 

ここでは、その対局を記念(?)して、藤井六段がこれまで対局してきたライバルの師匠たちをリストしてみたいと思います。

さらに、ライバル棋士やその師匠との対局の結果や現在から振り返ってみたときの感想などを書いてみます。

 

ここでいう「藤井聡太のライバル棋士たち」は特に明確に設定していませんが、藤井六段が今後将棋界でトップを目指すときに立ちはだかるであろう棋士たちとしてます。

師匠が現役であること前提なので、若手世代中心になりますね。

というわけで、若手棋士とその師匠の藤井六段との対局結果について書きます。

 

 
 

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深浦康市九段と佐々木大地四段

 

佐々木大地四段は藤井六段に新人王戦で勝利しています。

 

しかし、叡王戦では藤井六段に負けました。

これにより、叡王戦での師匠・深浦九段との対局はかないませんでした。

 

 

佐々木大地四段の代わりに、藤井四段(当時)が叡王戦で深浦九段と対局しました。

深浦九段は、藤井四段(当時)との公式戦初手合を制し、A級棋士の貫禄を見せました。

 

その後、両対局者ともに、さらに活躍しています。

藤井四段は、五段さらには六段へとスピード昇段しました。

深浦九段は、久保王将とのA級最終局に勝利し、それはA級順位戦の史上最大のプレーオフ実現につながりました。

 

深浦-佐々木師弟は、中継での解説などにも登場し、人気があります。

藤井六段も、いつかは解説によく登場するようになって人気が出ると思いますが、そういった点でもライバルたちと切磋琢磨していってほしいですね^^

 

中田功七段と佐藤天彦名人

 

中田功七段と藤井六段の対局は、これまでに順位戦と竜王戦で行われました。

 

2局とも、「コーヤン流」三間飛車に対して、藤井六段としては珍しい穴熊が採用されています。

1局目はコーヤン流の激しい攻めをしのいで藤井四段(当時)が勝ちました。

藤井四段が連勝記録を佐々木勇気六段に止められてから初の対局でしたが、連敗せずに踏みとどまったことは大きかったのではないでしょうか?

その後も藤井四段は高い勝率を維持し続けました。

 

2局目の対局は、中田功七段に、「また勉強してきます」と言わせたことから、藤井四段(当時)の序盤がうまかったようです。

 

その中田功七段の弟子が、佐藤天彦名人です。

藤井四段(当時)が、佐藤天彦名人に朝日杯で勝ったことは大きな話題になりました。

タイトルホルダー、それも名人を相手に、公開対局の場で見事に勝利。

 

勝って準決勝進出を決め、(その後順位戦で勝って五段となった)藤井五段は、名人に続き竜王にも勝ち、朝日杯決勝に進みました。

しかも優勝しました。まるで漫画のような展開、いやそれ以上、と驚く声も多かったです。

 

 

敗れはしたものの、中田功七段、佐藤天彦名人ともに、藤井六段と内容の濃い将棋を戦っています。

今後さらに上を目指す藤井六段の前に、三間飛車に磨きをかけた中田功七段や、トップで戦い続ける佐藤天彦名人が立ちふさがるでしょう。

伝説の棋士、大山康晴先生の系譜を受け継ぐ彼らが、今後も藤井六段相手に名勝負をみせてくれる期待大です。

 

畠山鎮七段と斎藤慎太郎七段

 

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B級1組に1期での復帰を決めた畠山鎮七段と、藤井六段は王座戦で対局しました。結果は藤井勝利。

 

B級1組はA級の1つしたのクラスですが、元タイトルホルダーを含む非常に強い棋士たちばかりのクラスです。

レベルの棋士に、持ち時間の長い対局で勝ったことは、さらなる自信につながったと思います。

 

この畠山鎮七段は、斎藤慎太郎七段の師匠です。

羽生棋聖に挑戦し、惜しくも敗れた斎藤七段は、B級1組の棋士。

 

この斎藤七段にも、非公式戦ながら、「炎の7番勝負」で藤井四段(当時)は勝利しています。

ただし、深浦九段のように、公式戦では先輩が貫禄を示すこともあります。

ですので、公式戦での藤井-斎藤戦も楽しみですね。

 

所司和晴七段とその一門

 

弟子がたくさんいる所司一門とも藤井六段は対戦してきています。

 

藤井六段は、所司七段にデビュー後数カ月のころに勝利しています。

 

近藤誠也五段

 

所司一門の近藤五段は、有望視される若手棋士です。

藤井六段との竜王戦5組ランキング戦決勝での対局は中継が行われました。

 

当時は近藤五段の勝利を予想する声も多かったそうですが、藤井四段(当時)が見事に勝利しました。

 

松尾歩八段

 

松尾八段は、朝日杯で藤井四段(当時)と対戦しました。

同じ日の午前の対局で、A級棋士である屋敷九段に勝利した藤井四段が、松尾八段相手にも勝利しました。

 

この2つの勝利により、藤井四段(当時)への評価は、さらに上がったことと思います。

そしてこの勝利は、その後の朝日杯優勝による藤井六段誕生の快挙につながりました。

 

大橋貴洸四段

 

最後は、大橋四段です。

個人的には、大橋四段こそ、藤井六段のライバルと呼ぶにふさわしい人物ではないかと思います。

 

というのは、大橋四段は、藤井四段と同期、つまり四段昇段時期が同じだからです。

さらに、対戦成績も2勝2敗と互角です。

それだけでなく、2017年度の対局数や勝数、勝率などでも、大橋四段は藤井六段に匹敵する好成績をおさめています。

29連勝中の藤井四段(当時)との対局も、なぜ藤井四段が勝てたのかわからない、といわれるほど藤井四段を追いつめていたようです。

 

 

所司一門にはさらに、渡辺棋王もいますし、藤井六段がタイトル、特に名人や竜王を目指す上で、必然的に戦っていくことになる一門であることは間違いなさそうです。

 

まとめ

 

いかかでしたか?

 

今回は師匠が現役でない一門については触れませんでした。

また、師匠との対戦がないライバルの名も挙げませんでした。

しかし、藤井六段と今後熱戦を繰り広げると期待される一門もいます。

また、是非公式戦で藤井六段と戦ってほしい師匠方もいますよね(笑)。

 

機会があれば、またそういったことも書いてみたいですね^^
 

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