藤井聡太七段初の3連敗回避をかけ小林裕士七段と【叡王戦予選七段戦】

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藤井聡太七段が公式戦2度目の連敗を喫しました。

2018年9月3日の棋王戦挑戦者決定トーナメントで菅井竜也王位に敗れ、その次の対局であった王位戦予選で山崎隆之八段に負けたため、2連敗となったのでした。

 

藤井七段の2連敗がそれまで1度しかなかったことに衝撃を受けるべきなのか、それとも、あの強い藤井七段が2連敗したということに驚くべきなのか。。。

 

それはともかく、藤井七段の連敗は、2018年9月17日現在、「継続中」であることを忘れてはいけませんね。

次の対局で踏みとどまり、連敗記録を止めるか、または自身初となる3連敗を経験することになるのか?

そういう意味でも、次の対局の結果はとても気になります!

 

次の対局というのは、2018年9月17日の叡王戦予選で、対戦相手は小林裕士七段になります。

叡王戦の予選は段位別で、藤井七段は、「七段戦」のCブロックのトーナメントで戦っています。

 

この対局の位置づけや注目すべき点はどういうところにあるのでしょうか?

以下、みていきましょう^^
 

 

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叡王戦本戦進出まであと2勝

 

藤井七段、小林七段ともに、叡王戦の本戦進出まで、今回の対局(準決勝)を含めてあと2勝となっています。

準決勝のあと決勝も行われるので、9月17日に2連勝することが、本戦進出の条件です。

前期の叡王戦では、両者ともに本戦進出していますので、今期も気合いが入っていると思います。

 

第3期叡王戦は藤井四段(当時)は1回戦負け

 

藤井七段は、前回、つまり第3期叡王戦の時点では、1回戦で敗退してしまっています。

そのときの対戦相手は深浦康市九段でした。

終盤までリードしていた将棋だっただけに、かなり悔しい思いをしました。

 

後々まで、他のプロ棋士から「結構な逆転負け」といわれるような将棋でした。

粘り強い将棋で知られる深浦九段の強みが光る内容でした。

 

「クリスマスイブイブ」である12月23日に手痛い敗戦をしてしまった藤井七段ですが、年が明けてからは順位戦で五段昇段、朝日杯では優勝して六段昇段するなど、さらなる飛躍をみせました。

 

深浦戦の負けをきっかけにさらに強くなったという説もあると思いますが、もしもこのとき深浦九段に勝っていたら、「藤井叡王」の誕生もあり得たかも、とも思ってしまいます。

 

そう考えると、今回の第4期叡王戦で藤井七段が本戦進出を決めれば、またタイトルへの期待が高まりますね。

 

第3期叡王戦は小林裕士七段は2回戦進出

 

一方の小林七段ですが、第3期では、本戦で2回戦まで進出しています。

1回戦では、若手有力棋士の近藤誠也五段に勝つという素晴らしい活躍でした。

 

しかし、2回戦では丸山忠久九段に中盤から差をつけられて、圧倒されてしまったようです。

観戦記によると小林七段は、夕食に注文していた「みろく庵」さんの「みそ煮込みうどん」を食べなかったそうです。

 

前期にとてもつらい敗北をしているからこそ、「今回こそは」という想いが強いと思います。

それは藤井七段も同じはずです。そう考えると、すごく熱い戦いとなりそうな予感がしてきませんか。

 

ちなみに、準決勝の藤井-小林戦は14時からで、決勝戦が19時からとなります。

夕食は18時ころにとる感じになるのでしょうか?

注文は対局中にとるのか、対局後になるのか、時間的に微妙な気もしますが。

叡王戦の予選は時間が変則的なので、こういった点も興味深いですね。

 

小林裕士七段の対藤井聡戦3連敗回避もかかる

 

小林裕士七段と藤井聡太七段は、過去に2度対戦しています。

 

2017年4月の王将戦1次予選と、2017年10月の王位戦予選です。

結果は、2戦とも藤井四段(当時)が勝っています。

 

今回の対局は、藤井七段の公式戦3連敗回避がかかるとともに、小林裕士七段の対・藤井聡太戦3連敗の回避もかかっているわけですね。

 

小林裕士七段との1戦目は、藤井四段(当時)がデビュー後11連勝を決めた1局でした。

羽生善治先生はその将棋について、「一瞬だけ藤井さんが危ないと感じる局面があった」というようなコメントをしています。

参考ページ(外部リンク): 将棋・羽生善治三冠 中学生棋士・藤井聡太四段の新記録に「すごいことをやってのけた」

 

このように、小林裕士七段には、連勝中の勢いにのっていた藤井四段を危ない局面にもっていくほどの実力があるので、今回の将棋も、きっとチャンスが生じる場面があるはずです。

そのときにどのような戦いが繰り広げられるか、想像するとワクワクしますね!
 

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勝った方が千葉-北島の勝者と決勝戦

 

準決勝のもう一つの対局も、9月17日に行われます。

時間は10時からで、対局者は千葉幸生七段と北島忠雄七段です。

 

北島先生は、Abema TVにもときどき解説者として出演されている棋士ですね。

丁寧で優しい語り口が印象的な先生です。

 

一方の千葉幸生先生も、Abema TVで解説をされることもあり、軽妙なトークが持ち味で、観ていて面白いです。

千葉幸生七段といえば「チキンカツ」なのだそうですが、詳しい話を知らないので、個人的にはすごく気になっています(笑)。

 

北島-千葉戦は、竜王戦の決勝トーナメントに進出するなど、勢いのある千葉先生に対して、ベテランの北島先生がどう対抗するかが注目ポイントでしょうか?

 

もし千葉七段と藤井七段が決勝に進出したら、詰将棋に強い棋士同士の対局となるので、面白そうな気がします。

同じく詰将棋に強い船江六段や斎藤七段との将棋も面白かったですし^^

 

ただ、もちろん、小林七段と北島七段にも是非頑張って欲しいとも思います。

棋士の先生たちは魅力的な方が多いので、誰を応援するか迷うな、と、この記事をここまで書いてきて改めて思いました。

いつもそのようなことを書いている気がしますが。。。
 

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まとめ

 

いかがでしたか?

 

今回は、藤井七段が登場する叡王戦の予選、七段戦Cブロックの準決勝と決勝を楽しみにしつつ、色々書いてみました。

結果がでるのが、今からとても楽しみです。ニコ生の中継でご覧になる方は、是非楽しんでください!

 

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