藤井・杉本師弟の昇級の行方を決めるカードは?【C1順位戦最終局】

2018年度の第77期順位戦。

A級順位戦の最終局が2019年3月1日(金)に終わり、

いよいよ次はC級1組の最終局(11回戦)ですね!

日程は、2019年3月5日(火)でしたね。

 

将棋ファンである・ないに限らず、

C1最終局で注目なのは、

藤井聡太七段と杉本昌隆八段ですね。

 

32年ぶりとなる師弟同時昇級実現なるか?

 

気になる藤井・杉本師弟の昇級の行方を見守るために、

当日チェックすべき対戦カードはどれなのか、

ということについて、今回は確認していきましょう!
 

 

 

順位戦の昇級は複雑!

 

その前に、一応前提を説明しておきましょう。

 

順位戦の昇級というのは、

中々に状況が複雑で、

当事者の対局の勝敗だけを気にしていればいいというわけにはいきません。

今回の場合、藤井七段の昇級の有無は、

別の対局者の対局の結果によって左右されます。

 

そのようなわけで、いくつかの他の対局の勝敗にも

注意を払う必要があるのですね。

 

いち早く状況を理解するためには予習を

 

当日は、中継やツイッター上で、

時々刻々と情報が流されると思います。

そしてそれには、勝敗だけでなく、

昇級の有無に関わる状況説明も含まれていると思います。

それによって藤井・杉本師弟らの昇級の行方はわかると思います。

 

 

でも、できるなら、説明される前に自力でわかりたいですよね。

勝ち・負けの状況がわかった瞬間に、応援している棋士の

昇級の目がなくなったのか、それとも残っているのか、

といったことが判断できると楽しいはずですよね。

 

もしそう思うなら、どういう勝敗になったら誰が昇級するのかを

シミュレーションするなど、予習をした上で、

順位戦最終局を観戦するのが理想的だろうと思います。
 

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師弟同時昇級の行方を見守るために

 

それでは、第77期C級1組順位戦の最終局の

藤井聡太七段と杉本昌隆八段の師弟同時昇級がかかる戦いを

見守るために事前に知っておくといい情報をどうぞ。

 

藤井七段はラス前で負けて「他力」に

 

藤井聡太七段と杉本昌隆八段の師弟同時昇級は、

ラス前、つまり10回戦で師弟ともに黒星がついてしまい、

かなり厳しい状況となってしまいました。

 

厳しい理由は順位にあります。

前回の順位戦でC級2組からの昇級を決めて

今期からC級1組棋士となった藤井七段は、

順位が低いのです。

たとえ最終局で勝っても、順位の高い他の棋士が

藤井七段と同じ勝ち数であった場合、その棋士が昇級して

藤井七段は昇級できない、というような事態が生じてしまうのです。

 

ただし、そのような棋士の数が1名だけの場合、

藤井七段も昇級できます。

 

ここでの大事なポイントは、藤井聡太七段の昇級には、

藤井七段本人の勝敗だけでなく、他の棋士の対局の勝敗も

関わってくる、という点です。

 

このような状況を、「他力での昇級の目」があると

表現します。

「他力」の状況は、本人にとってはかなり精神的に厳しいだろうと思います。

 

師弟の同時昇級を見守るためにチェックすべきカードは?

 

それではいよいよ、杉本八段と藤井七段の師弟が、

同時にB級2組に昇級することができるかどうかを

見守っていくために、ウォッチすべき対局カードについての

話に入りましょう!

 

まずは、近藤誠也五段-増田康宏六段戦です。

近藤五段は、6位と順位が高く、ラス前終了時の成績が

杉本八段、藤井七段と同じ8勝1敗です。

7位の杉本七段よりも順位が高いので、

近藤五段が増田六段に勝てば、2つしかない昇級の席のうちの一つを

近藤五段が手に入れることになります。

そうなると、当然、杉本、藤井の同時昇級はなりません。

 

なので、師弟同時昇級のためには、近藤五段の負けが必須の条件になります。

強い若手棋士同士の対決である近藤-増田戦ですが、

師弟同時昇級への影響という点でも注目の一番となりましたね。

 

 

次に、船江恒平六段-金井恒太六段戦です。

もしも8勝1敗の船江恒平六段が勝った場合、

昇級争いで藤井七段よりも優位になります。

この場合、藤井聡太七段は、昇級できないか、

できるとしても船江恒平六段と一緒の昇級になります。

つまり、師弟の同時昇級の目はなくなるわけです。

 

ですので、船江六段の負けが、師弟昇級には必須の条件です。

8大タイトルになってから最初の叡王戦で高見叡王とタイトルを

争った実力者である金井六段に注目です。

 

 

そして、杉本昌隆八段-千葉幸夫七段戦です。

杉本師匠の成績は、ラス前終了の時点で、弟子の藤井七段と同じ8勝1敗。

弟子と違って、順位が7位と、高いので、

最終局に勝つことができれば、昇級できます。

このような、自分が勝ちさえすれば、

昇級できる状況を、「自力」の目がある、などと表現します。

この対局に負けてしまった場合でも、杉本師匠が

昇級できる可能性はあります。

それは、4位でラス前までで7勝2敗の高崎六段が負けて3敗になり、

近藤五段が8勝2敗になった場合です。

しかし、この場合は近藤五段と杉本八段の昇級になってしまいます。

つまり、藤井七段の昇級がなくなります。

師弟同時昇級には、杉本師匠の勝利が必須条件です。

 

千葉七段という強敵相手になりますが、杉本八段が

力を発揮することが期待されますね。

 

 

最後に、藤井聡太七段-都成竜馬五段戦です。

昇級のためには藤井七段は勝つ必要があります。

相手は勝敗の上では相性のいい都成五段ですが、

勝率も高く、トップ棋士にも勝つ都成五段は、

間違いなく強敵です。

勝っても昇級とは限らない状況の中、

手強い相手との対戦になりましたが、

それだけに素晴らしい将棋が期待できそうなので、

楽しみでもあります。

 

まとめ

 

今回は、2019年3月5日に行われる第77期C級1組順位戦で、

32年ぶりの師弟同時昇級実現の行方を

見守りたい人のための情報についてでした。

 

 

今回は同時昇級達成の有無という観点だけから説明しました。

一方、最終局の結果次第では、杉本・藤井師弟が9勝1敗同士だったら、

昇級争いで弟子の藤井七段が師匠の杉本八段に敗れる場合もあり、

また、杉本師匠が8勝2敗で藤井七段が9勝1敗だったら、

杉本八段が弟子に昇級争いで敗れる、ということもあり得ます。

 

このように、直接の対戦がないC級1組ですら、

間接的に師弟が争わなくてはならないかもしれないというところに、

順位戦の怖さがあるのかもしれませんね。

 

杉本八段と藤井七段と両方応援したいところですが、

個人的には、どちらかというと、

たとえ師匠と争うことになっても、藤井七段に、

最年少名人を目指して順位戦の「1期抜け」を

続けていってほしいという気持ちが強いですね。。

 

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