【竜王戦ドリーム】アマや女流にもチャンスのある将棋のタイトルとは?

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将棋に詳しくなくても、「竜王戦ドリーム」という単語や、
「竜王はアマチュアにもチャンスがある」という言葉を聞いて興味をもった人はたくさんいると思います。

そこで、今回は、竜王戦のプロ棋士以外の参加枠や、もしも竜王獲得となった場合の書金額について解説します。

果たして、どのような「ドリーム」なのか、一緒にみていきましょう(^^)。
 
【関連】 => 竜王戦の賞金額や対局料まとめ【7番勝負から挑決T、ランキング戦まで】
 

 

竜王戦ドリームとは?

 

通常、プロ将棋の対局に出るのは、日本将棋連盟所属の「プロ棋士」たちです。

しかし、竜王戦には、「プロ棋士」と呼ばれる人たち以外の出場枠があります。
 

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アマチュア強豪・奨励会員・女流棋士の参加枠

 

プロ棋士たちの将棋の大会である「棋戦」。プロの棋戦には、プロ棋士以外の人たちが参加するものもあります。

竜王戦の場合は、次の3種類の人々に対する参加枠が用意されています。

 

  • アマチュア
  • 奨励会員
  • 女流棋士

 

竜王戦に限らず、「プロ棋士」でなくて棋戦に参加する人は、上記のどれかです。

 

「女流棋士」というのは、女性限定で、通常の棋士とは別の仕組みから将棋のプロになった人たちのことです。

普段は「女流棋戦」で対局するのですが、優秀な成績をおさめた女流棋士は、「プロ棋士」の棋戦に女流代表として出場できます。

 

「奨励会」というのは、通常のプロ棋士になる人たちが入会するところです。

そのメンバーを、奨励会員といい、奨励会を勝ち抜いた奨励会員が棋士デビューできる仕組みになっています。

奨励会員のトップ層は、「奨励会三段」で、その中でも優秀な人はプロデビュー前ながらプロ棋戦への奨励会員参加枠から出場できます。

 

「アマチュア」というのは、プロでも奨励会員でも、女流棋士でもない人で、将棋をやる人全般のことを指します。

大会で活躍してプロへの参加枠を獲得できるような強いアマチュアのことは、「アマ強豪」と呼ぶことが多いです。

元・奨励会員だったり、大学の将棋部で鍛えた人が多いイメージです。

 

上記の人たちが、プロ棋士たちの他に、竜王戦に参戦できる人たちになります。
 

 
Photo by Mendar Bouchali on Unsplash
 

「竜王戦ドリーム」達成したら賞金はいくらに?

 

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参加枠がある以上、プロ棋士以外の人が、竜王のタイトルを手にできる可能性はゼロではありませんよね。

「竜王」というの、「名人」と並んで将棋界で最高のタイトルなので、もしも実現したら、すごいことです。

 

どのくらいすごいのか、というのは、簡単には表現できないのですが、例えば賞金額でみてみましょうか。

 

正確には、竜王戦で獲得できるのは、「賞金」と「対局料」の二種類があるのですが、どちらも合わせて考えることにします。

 

アマチュア強豪が、竜王戦ドリームを達成した場合の賞金総額は、

1003+4400=5403万円です。

 

「竜王戦ドリーム」は、竜王戦ランキング戦6組から始まるので、その条件で計算しました。

デビュー直後の新四段なども、同じ金額になります。

 

 

ただしこれは、数字が公開されている部分についてのみの合計なので、実はもっとあります。

公開されていないのは、竜王戦出場者が最初に戦う竜王戦ランキング戦6組の対局料、それと、

竜王のタイトルへの挑戦手合いである竜王戦7番勝負の対局料です。

 

竜王戦は一番下の6組でも4万円以上あるはずなので、24万円プラスアルファくらいかと思います。

さらに、7番勝負の対局料ですが、挑戦者決定戦の対局料が450万円なので、

フルセットで7局行われた場合、3150万円以上という可能性もありますが、さすがに高すぎるので、
番勝負の対局料は、賞金の方に含まれている可能性もあります。
 

【ここで考察に関連する記事】 => 竜王戦ランキング戦の優勝賞金は?最近もらった棋士は誰?

 

まとめ

 

今回は、竜王戦ドリームについてでした。

 

藤井聡太七段がデビューした頃も、もしも新四段の中学生にして竜王をとったら、という、

とても夢のある話がありましたね。

その藤井聡太七段も、2020年、ついにタイトル戦初挑戦を決めました。

棋聖戦5番勝負で渡辺明棋聖相手に先勝し、高校生でのタイトル獲得も、いよいよ現実味を帯びています。

 

さすがに、本来の意味の「竜王戦ドリーム」は、現実にはなり得ない気がしますが、

一度は棋士の道をあきらめた人がプロデビューしたり、新四段がタイトル挑戦したり、
「女性棋士」誕生が間近に思えたり、将棋界は、夢があって素晴らしいので、
是非、プロ将棋の世界にも興味をもってもらえると嬉しいですね!

 

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